ブリティッシュ・コロンビア州の多文化を祝う休日「BCデー」

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BC Legislature Victoria
BC州議事堂。夜にはライトアップされ、とても幻想的。

 

この週末は、バンクーバー花火大会“Honda Celebration of Light”、LGBTQの祭典「プライドパレード」、日系コミュニティのお祭り「パウエル祭」と、イベント盛りだくさんで今日はお休み~と言う人も多いのではないでしょうか?

ちょうどいい具合に今日のバンクーバーは「BCデー」という休日ですね。

「BCデー」とはバンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州の多文化を祝う休日です。

 

 

バンクーバーを中心にアジアな多文化が花開くBC州

 

カナダ自体が多文化を推奨する多文化主義ですが、国土が広いカナダは東から西まで人口分布が違い、そのため文化もかなり違います。それがカナダの面白いところです。

東にはやはりヨーロッパからの移民が多いためヨーロッパ文化が濃いところが多いですが、西はアジアに近いためアジア文化が色濃く反映されています。

BC州最大都市バンクーバーを例にとると、アジア系で最も多いのは中国系です。そのため、中国のお正月「春節」の時などはパレードですごく盛り上がりますし、夏のこの時期にはリッチモンド・ナイトマーケットが人気です。

もちろん、バンクーバーの中華料理は中国以外ではおそらく世界一ではないかと思います。おススメは飲茶ですよ。

次いで多いのはやはりインド系でしょうか。サレー市に多くのインド系移民が暮らしていて、夏にはフェスティバルも開催されます。なぜかタクシーの運転手にインド系移民の人が多いんです。タクシーを利用することがあれば見てみてくださいね。結構な確率でインド系の運転手さんに出合いますよ。

他にも、東南アジア系、韓国系や、中近東ではイラン系の移民が多いですね。日系はそれほど多くはありませんが、日本文化も深くバンクーバーに根差しています。

アジア人にとって暮らしやすい街なのかもしれませんね。