昨日、パウエル祭に行ってきました。すでに42回を数えるバンクーバーで続く日系人のお祭りです。
すっごく天気が良くて、すっごく暑かったので、やっぱり涼物に人気が殺到。
ということで、我々もかき氷に並びました。
選択肢がいろいろありましたが、やっぱりこれ!ということで、ちょっと奮発して宇治金時に。だって、バンクーバーで宇治金時が食べられるなんて、この時しかないですからね。
並んだ甲斐がありました。
さすがに白玉団子はなかったですが、でも、宇治抹茶のシロップが掛かって、あんこも乗って、その上に白玉の代わりに白いタピオカです。バッチリです!!
味はというと、これまたすごく美味しい!!いやいやビックリ。正直あんまり期待してなかったので。笑。
このかき氷を販売していたアレキサンダー日本語学校(正式名称Vancouver Japanese Language School and Japanese Hall:VJLS-JH)によると、抹茶は日本から取り寄せて作ったんだそうです。
道理で美味しいはずです。
30分ほど待って宇治金時を受け取って、写真に撮ろうとしていると、横でやっぱりかき氷を待っていた白人カナダ人の女性が、「お~」と言って嬉しそうに、「私たちもそれを頼んだのよ。すごく美味しそう。頼んで正解だったわ!」と感嘆の声をあげていました。
真夏にバンクーバーで食べる宇治金時は格別な味がしました。
出店の紹介など詳細情報はパウエル祭協会ホームページまで
www.powellstreetfestival.com/
バンクーバー日系カナダコミュニティのお祭り「パウエル祭」
パウエル祭は、カナダで最も大きな日系のお祭りで、BC州で最も長く続くコミュニティイベントです。
戦前、ここに日系人が多く住んでいたことから、この場所で始まりました。
日系コミュニティの歴史は差別との戦いで、1942年4月から全ての日系人はカナダ政府の政策によりブリティッシュ・コロンビア州沿岸100マイル以東へ強制移動をさせられました。
そのきっかけは日本軍によるパールハーバー襲撃です。同様の政策がアメリカ西海岸でも実施され、それに続くようにカナダでも実行されました。
そのため、この辺りの日系コミュニティも解体。戦争が終わり、1949年4月1日より全ての強制収容が解除されても、ここに日系コミュニティが再び構築されることはありませんでした。
しかし、日系人の歴史をつなぐイベントをとパウエル祭がコミュニティの手で作られました。
今では夏を代表するイベントで多くの人が、人種、国籍など関係なく楽しむイベントとなっています。
今日も一日開催されています。
2時と4時にはそうした日系コミュニティのこの辺りの歴史を学ぶ散策ツアーもありますよ。出発はVJLS-JHです。
ぜひ、訪れてみてください。何より楽しいですよ。