Canadian bills of 20 dollars and 50 dollars
カナダドル紙幣、20ドルと50ドル。どちらもプラスチック製。

チップが必要な場面が分かったら、次はチップの渡し方。最近はクレジットカードで支払う時に含めることが多いです。

チップの計算方法

前回は、どの場面で、どのくらいのチップが必要かを紹介しました。でも、レストランの食事で10パーセントや15パーセントを渡すとき、どの金額の10パーセントか迷ったことはありませんか。

基本的には、税抜き金額で計算します。

例えば、レストランなら、食事やドリンク代の小計と、それに消費税などが加算されて、合計額がレシートに書いてあります。この場合、税金抜き額、つまり小計に10パーセントや15パーセントを掛けて計算します。

カナダの消費税制度は結構複雑で、しかも州によって課税率が違うし、高い! 消費税に10パーセントのチップだと結構な額になります。税金にチップを払う必要はありませんからね。

チップの渡し方

次は渡し方です。渡し方?と思われるかもしれませんが、最近は支払い方法が色々とあるので、それぞれどういうやり方なのか紹介しましょう。

渡すタイミングは、レストランやタクシーなどを利用する時には、料金を支払う時に一緒に含めるのが一般的です。

クレジットカードやデビットカードでの支払いに含める

カナダはすっかりカード社会になったので、カードでの支払い時にチップも含めて支払えます。
レストランではカード払いの場合、大体、担当者がクレジットカード読み取り機をテーブルまで持ってきてくれて支払いができます。

なので機械にチップの額を入れるということになります。

その時には、金額を直接入力するか、パーセントでの入力かが選択できます。

パーセントの場合は、好きな数字を入力する場合と、12、15、20%などの選択肢から選ぶ方法の場合があります。

金額の場合は、好きな金額を入力。選択肢から選ぶ場合は、好きな数字を選びますが、時々15%からしかない機械もあります。「そんなには払いたくない!」という時は、好きな金額を入力する方法に切り替えて入力しましょう。

あとは機械が全て計算して合計金額を出して、カードに請求されます。カードの場合はこれでチップも終了です。

現金の場合

現金の場合は自分で金額を決めなければなりません。計算方法は上記した通り、チップは消費税がかかる前の料金に好みのパーセントを掛けて計算します。

以前は大雑把に計算して大体これくらいかな?とチップを置いていましたが、最近はスマホがあるので計算も簡単ですね。

現金でチップを払う場合、食事代とチップを一緒に現金で支払ってもいいし、食事代だけカード支払い、チップは現金でというのもあり。基本的には自由。

帰国直前に現金が余り、日本円に両替するのが面倒という時に便利な使い方です。

チップとは

チップはサービスに対するお礼なので、基本的には気持ち次第というのがカナダでのスタンスです。金額を決めるのも自由。受けたサービスが気に入らなければ、あげなくてもいいという考え方もあります。

特に強要されるものではありません。

しかし、バンクーバーに旅行に来て、この地の慣習となっているチップを全く無視するというもの礼儀に反する感じもしますので、それほど難しく考えず、大体の目安を参考にしてチップの計算も楽しむくらいの感覚で対応してください。

 

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