New Coronavirus; Photo by CDC
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毎日刻々と状況が変わっていく新型コロナウイルス(COVID-19)感染状況ですが、できるだけ最新情報をお届けします。

各州政府が感染状況を毎日報告しています。カナダには6つの時間帯がある上に、各州政府の報告時間帯が一定していないため、各州の報告後ではなく、その日最後に報告を終えた州のあとにすべての数字を更新します。

基本的には最も西位置するブリティッシュ・コロンビア州が最後になりますので、BC州政府の報告後に更新することになります。

カナダ国内10州3準州の新型コロナウイルス感染状況

カナダ全体での感染者数累計が9万0000人を越えました。一方で回復した人も約4万7000人を超えています。ケベック州も含め全国で感染拡大が落ち着き始めたようです。ブリティッシュ・コロンビア州ではうまく感染が制御されています。また、4月30日にはこれまで一人の感染者もいなかったヌナブト準州でも初めて感染者が確認されましたが、これが検査ミスだったことが5月4日明らかになりました。

ブリティッシュ・コロンビア州

ブリティッシュ・コロンビア州では5月29日の新たな感染者数は4人でした。この日死亡した人はなく、累計も164人のままです。入院患者数は35日連続で100人を下回り、34人でした。ICU患者数は6人でした。入院患者が減少を続けるという明るい兆しに励まされます。回復した人は2,170人です。

5月19日は新たな感染者は2人と3月7日以来の少ない数となりました。

規制緩和第2段階に入っても感染者数や入院患者数などが減少傾向にありますが、5月27日州政府は非常事態宣言を2週間延長しました。前回は5月13日に2週間延長され5月26日までとなっていました。

5月20日ジョン・ホーガン州首相が記者会見し、改めてアジア系カナダ人を含むCOVID-19を理由にした差別行為に対して強い口調で非難しました。

BC州では5月19日から規制緩和第2段階が開始となりました。これまで営業停止命令が出ていた美容院や理髪店も再開。デリバリーやテイクアウトのみだったレストランやカフェでも、営業が再開しています。しかしフィジカルディスタンスなどの対策が十分であることが条件です。

5月6日にホーガン州首相が規制緩和計画 BC’s Restart Planを発表しました。5月中旬から4段階で規制が緩和されていく計画です。ただし、Physical Distancing、手洗い・消毒などの徹底は引き続き実行されます。

フィジカルディスタンスを守らない人々に対して、イラッとしたり、攻撃的になったりするといった報告がされているが、みんながつらい時なので優しい気持ちで接し、落ち着いて行動し、無事に乗り切りましょうとDr.ヘンリーは変わらず呼びかけています。これからも、Be Kind, Be Calm, Be SafeがBC州のモットーです。

鶏肉加工工場での感染者は累計で、スーペリアで61人、ユナイテッドで35人、フレーザーバレー・スペシャルティでは7人となっています。

ディクス保健大臣は先週は何度も事業主に従業員の安全を確保するよう求めました。咳やくしゃみなど風邪の初期症状やこれから増えると思われる花粉症のような症状でも、仕事を休んで自宅療養してほしいと要請しました。

4月21日に初めて感染が確認されたバンクーバーの鶏肉加工工場での感染者の中に初期症状でありながら勤務をしていたため感染が拡大したとして、1人の油断が大きな爆発につながると警鐘を鳴らしました。

5月4日の時点でアルバータ州のカールレイク工場と関連した感染者は16人で、その家族らにも感染者が確認されたと発表しました。アルバータ州からBC州に帰ってきた労働者は必ず14日間の自己隔離義務を守ってほしいと要請しました。8日には17人になりました。

ミッションの連邦教化施設での感染者は、受刑者121人、職員13人、合わせて134人と報告しています。5月28日BC州最大となった連邦教化施設でのクラスターが終了したと発表されました。

5月11日の会見でDr.ヘンリーは、BC州ではこれまで州民を信用してポジティブ・アプローチで感染拡大を押さえてきたと強調。この週末にビーチなどでグループで集まっていた人たちがいたが、そうした人には巡回職員が注意をしている、BC州はこれからもポジティブアプローチを継続すると語りました。

4月17日の会見ではDr. ヘンリーがBC州がFlatten the Curveを実現していることを表にして説明しました。結果が目に見える形となって数字に表れていることにDr.ヘンリーはBC州民の努力の結果と称賛し、引き続きフィジカルディスタンスを継続することが必要と説明しました。

4月18日にはフィジカルディスタンスは基本的にはワクチンが開発されるまで続くということで、この夏に予定されている大規模なイベントの開催は不可能との見解を示しました。

5月4日の会見ではBC州で確実に感染者数が減少しているとDr.ヘンリーが表を示して説明しました。フィジカルディスタンスの導入が始まって約2カ月の成果を強調しました。そして、現在80%で行われている対策を60%にしても6月末には感染者がほぼゼロになる見解を示しました。この夏は新型コロナウイルスとともに生活することになるとして、ここからがパンデミックの終わりの始まりと説明しました。BC州での対策が確実に効果を現していることが分かった明るいニュースとなりました。

5月28日9人、27日9人、26日11人、25日7人、24日5人、23日10人、22日18人、21日12人、20日21人、19日2人、18日8人、17日8人、16日21人、15日15人、14日15人、13日16人、12日7人、11日14人、10日9人、9日15人、8日29人、7日33人、6日23人、5日8人、4日19人、3日34人、2日26人、1日33人、4月30日25人、29日34人、28日55人、27日11人、26日39人、25日95人、24日29人、23日29人、22日71人、21日25人、20日23人、19日29人、18日29人、17日43人、16日14人、15日44人、14日27人、13日20人、12日25人、11日35人、10日40人、9日34人、8日45人、7日25人、6日37人、5日26人、4日29人、3日53人、2日55人、1日53人。3月31日43人、30日に発表された数字は29日との合計で86人(日曜日に発表がないため)、28日92人。

ケベック州

5月29日の新たな感染者数は530人でした。この日死亡した人は61人で累計は4,363人となりました。一方で約16,000人が回復しています。

ケベック州で問題を抱えていることが新型コロナウイルス感染拡大で改めて明らかになった長期療養施設について、5月26日のオンタリオ州に続き27日はケベック州でもカナダ軍の報告書を発表しました。

5月12日にはレガルト州首相がマスク姿で会見に現れ、州民に外出時はマスクを着用するよう要請しました。「慣れるのにしばらくかかるかもしれないが」と笑っていましたが、相手にウイルスを移さないエチケットとしてと言い、20年前に訪れた日本で風邪やインフルエンザシーズンにみんながマスクをしていたと例をあげました。

ケベック州ではさまざまな感染拡大防止策が講じられ、ようやく落ち着きを見せ始めました。それでも全国で突出して多い感染者数です。ケベック州だけで全国の感染者数の半数を大きく上回っています。5月10日はモントリオール近郊の精肉工場でクラスターが発生していたことが分かりました。

5月3日はこれまでに発表していなかった確認数があったということで2,000人を超える感染者となりました。コンピュータのミスということでした。

感染者がまだまだ確認されていますが、5月4日からモントリオール以外で一部の経済活動が再開しました。ただモントリオールでの再開は4日に1週間延長し5月18日からとしましたが、さらに延長されました。発表していた学校再開もモントリオールは延長しました。

レガルト州首相は4月27日、モントリオール以外では5月11日から、モントリオールでは19日からPrimary Schoolを再開する計画を発表していました。高校や大学は秋からということです。そして今日からモントリオール以外で学校が一部再開されました。

ケベック州政府は4月5日に不要不急の営業すべてを停止する期間を4月13日から5月4日までに延長しました。

長期療養施設で4月12日に不幸な事件が起きていることが明らかになりました。長期療養施設での人不足で州首相が州民に助けを求める緊急事態となりました。4月18日からすでにカナダ軍医師ら125人が長期療養施設での対応に駆け付けていますが、4月22日にさらにカナダ軍1000人の応援を要請しました。

3月23日以降、急激に感染者が増えた背景には、前週までは病院で検査され陽性反応だった感染の可能性がある患者数を含めずに、検疫所での確定数のみを発表していましたが、23日からすべての陽性反応を発表しているからということでした。さらにケベック州ではスプリングブレイクの期間が他の州とは違い2週間ほど早いため、カナダの海外渡航中止要請前だったことから帰国後に発症が爆発したという背景もあるということです。

5月28日563人、27日541人、26日614人、25日573人、24日573人、23日697人、22日646人、21日720人、20日578人、19日570人、18日707人、17日737人、16日763人、15日696人、14日793人、13日706人、12日756人、11日748人、10日735人、9日836人、8日912人、7日911人、6日910人、5日794人、4日758人、3日2,209人(892人+1,317人)、2日1,008人、1日1,110人、4月30日944人、29日837人、28日775人、27日875人、26日840人、25日651人、24日778人、23日873人、22日839人、21日807人、20日962人、19日836人、18日723人、17日941人、16日997人、15日612人、14日691人、13日711人、12日554人、11日615人、10日765人、9日881人、8日691人、7日760人、6日636人、5日947人、4日896人、3日583人、2日907人、1日449人。3月31日732人、30日590人、29日342人、28日477人、27日392人、26日290人、25日326人、24日385人、23日409人。

オンタリオ州

5月29日の新たな感染者は344人でした。死亡した人はこの日41人で、これで2,230人となりました。回復した人は2万人を超え、毎日感染者が多く確認されていますが、回復した人も多く、回復した人が感染している人を大幅に上回っています。

28日はビクトリアデーの週末の影響がそろそろ出る頃と300人を大きく上回る数字の理由を説明しました。

オンタリオ州とケベック州ではカナダ軍医師や兵士が長期療養施設に応援に入っていますが、オンタリオで1人、ケベックで4人の感染が確認されたことが先週発表されました。5月26日にはオンタリオ州の5つの長期療養施設での劣悪な状況が、応援に入っていたカナダ兵士からトルドー首相に報告されたことが分かり、オンタリオ州フォード首相は報告の全文を公開すると約束しました。とてもひどい状況にトルドー首相もフォード州首相も「ショックを受けた」と言ったほどでした。この問題は根が深いです。

5月24日、オンタリオ州フォード州首相は、改めて州民にフィジカルディスタンスの徹底を呼び掛けました。気候がよくなってきたトロントで州民が公園に集まっている様子が紹介され、まだまだ新型コロナウイルス感染が収まったわけではないと注意を呼び掛けました。オンタリオでは先週から再び感染者が増加傾向にあります。そのため、検査を徹底して感染経路の特定を進めるため、症状がある人、症状がなくても感染者との接触があったと思われる人は必ず検査を受けてほしいと呼び掛けました。

5月20日オンタリオ州でもフィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離)が保てない場所でのマスク着用を推奨しました。トロント市ジョン・トリー市長は、特にマスク着用を弱々しさの象徴のように捉える男性に対して家族やコミュニティを守るための手段として実行してほしいと訴えました。

4月23日の会見ではフォード州首相が義理の母がCOVID-19に感染したことを明かし、涙ぐむ場面がありました。オンタリオ州でも22日カナダ軍の応援を要請しました。長期療養施設での人手不足が深刻な状況となっています。死亡した人の約7割が長期療養施設の入居者です。

4月28日の会見では、経済活動再開に向けた規制緩和の3段階を発表しました。ただまだ不安定な状況のためタイムラインは示しませんでした。5月1日の会見では経済活動開始に向けたガイドラインが発表されました。5月4日から徐々に再開しています。5月8日にはガーデニングセンター、9日はホームセンターが再開、11日からは一部の州立公園が再開しています。

オンタリオ州での感染者の半数以上がトロント広域圏に集中しています。トロント市は6月30日までのすべてのイベントをキャンセルすると発表しました。国内で最大のプライドパレードも今年は中止となりました。とにかく Physical Distancingを徹底してほしいと訴えています。オンタリオ州、トロント市では守らなかった場合、厳しい罰則が科せられます。

5月28日383人、27日292人、26日287人、25日404人、24日460人、23日412人、22日441人、21日413人、20日390人、19日427人、18日304人、17日340人、16日391人、15日341人、14日345人(258+87:5月15日訂正分)、13日329人、12日361人、11日308人、10日294人、9日346人、8日477人、7日399人、6日412人、5日387人、4日370人、3日434人、2日511人、1日421人、4月30日459人、29日347人、28日525人、27日424人、26日437人、25日476人、24日640人、23日634人、22日510人、21日551人、20日606人、19日568人、18日485人、17日564人、16日514人、15日494人、14日483人、13日421人、12日401人、11日411人、10日478人、9日483人、8日550人、7日379人、6日309人、5日408人、4日375人、3日462人、2日401人、1日426人。3月31日260人、3月30日351人、29日211人、28日151人、27日170人、26日135人。3月後半から感染者数が毎日3ケタで増えています。

アルバータ州

アルバータ州では5月29日の新たな感染者は24人で28日連続で100人を下回りました。かなり落ち着きました。アルバータ州では14日から経済活動が再開しました。美容院、理髪店、レストラン、カフェ、パブ、バーも含まれます。ただし感染者多いカルガリー市とブルックス市では小売店とデイケアは再開していますが、その他は5月25日からです。

アルバータ州で感染者が3桁の増加が続いていたのは、石油関連施設での感染や精肉工場での感染が確認されたのが大きな要因のようです。その1施設としては北米最多の感染者を出した牛肉加工工場が5月4日から再開しました。

死亡した人は累計で143人となっています。アルバータ州は全国でも人口比率で最も検査数が多い州です。ケニー州首相は引き続き検査数を増加すると明言しました。5月1日から州立公園が再開されています。

4月11日の会見で州首相は同州が準備してきた医療用品を他州に送ると発表しました。チームカナダでこの危機を乗り切りたいとの判断と説明しました。

5月28日29人、27日25人、26日22人、25日19人、24日42人、23日18人、22日32人、21日33人、20日19人、19日33人、18日39人、17日57人、16日72人、15日58人、14日50人、13日62人、12日45人、11日49人、10日96人、9日59人、8日81人、7日54人、6日70人、5日57人、4日70人、3日96人、2日97人、1日218人、4月30日190人、29日315人、28日154人、27日216人、26日247人、25日216人、24日297人、23日319人、22日306人、21日187人、20日105人、19日241人、18日165人、17日239人、16日162人、15日126人、14日138人、13日81人、12日82人、11日69人、10日49人、9日28人、8日50人、7日25人、6日98人、5日69人、4日106人、3日107人。

その他の州

ノバスコシア州ではこの日の新たな感染はゼロでした。東海岸の州としては唯一感染拡大が止まりませんでしたが、ようやく落ち着きました。

ニューブランスウィック州では今日は2人の感染が確認されました。28日は3人で、これで4日連続で感染者が確認されています。理由は同州の医師が私用でケベック州へ出かけていき、帰ってきた後自己隔離せずに医療機関に出勤したためということです。どうやらクラスター発生の可能性が高いということです。せっかく緩和した規制をまた引き締める可能性があると州首相が語りました。まだまだ油断できないということのようです。

ニューファンドランド&ラブラドール州、プリンスエドワード島州での新たな感染者はありませんでした。

マニトバ州はゼロでした。サスカチュワン州では新たに2人の感染者が確認されました。5月4日は1日の新たな感染者数34人と最多となりましたが、徐々に落ち着いてきました。28日2人、27日3人、26日0人、25日2人、24日2人、23日3人、22日5人、21日2人、20日21人、19日7人、18日0人、17日は1人、15日8人、14日5人、13日4人、12日5人、11日4人、10日11人、9日9人、8日13人、7日19人、6日25人、5日20人。4月23日にモー州首相が発表した5月から始める5段階の規制緩和計画に沿った緩和策が始まっています。

ノースウエスト準州では3月21日に1人の感染が確認されて以来の感染者が4月1日に1人確認され、3日には4人、5日は5人になりました。ユーコン準州では3月22日に感染者が確認されてから30日には5人目、4月1日には6人目、6日は7人目、8日には8人目、17日に9人目が確認され、20日には新たに2人の感染が発表されました。国内10州3準州のうち唯一感染者が確認されていなかったヌナブト準州で4月30日初の感染者が確認されました。しかし5月4日、これが誤って陽性となっていたことが分かり、感染者がゼロに修正されました。

カナダ全国の感染状況

5月29日4:00pm(PST)現在

ブリティッシュ・コロンビア州 2,562人
オンタリオ州 27,210人
ケベック州 50,232人
アルバータ州 6,979人
サスカチュワン州 641人
マニトバ州 294人
ニューブランスウィック州 128人
ノバスコシア州 1,055人
プリンスエドワード島州 27人
ニューファンドランド&ラブラドール州 261人
ノースウエスト準州 5人
ユーコン準州 11人
ヌナブト準州 0人
その他 13人(チャーター機で帰国したグランドプリンセス乗客)

カナダ89,418人(死亡6,979人、回復47,518人、クルーズ船乗客感染者含む)

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