New Coronavirus; Photo by CDC
New Coronavirus; Photo by CDC

“Physical Distancing”と“Flattening the Curve”

現在、連邦政府とBC州政府、その他各州政府とカナダ衛生保健局が強調している予防策は “Physical Distancing”「フィジカルディスタンス」です。

これまで“Social Distancing”「ソーシャルディスタンス」と呼ばれていましたが分かりにくいということで名称が変わりました。

やることは Social Distancingと一緒で、他人との距離を約2メートルとるという対応です。

カナダ政府も、BC州政府も、短期間での感染者の急激な増加を避け、ゆっくりと増加しながらゆっくりと減少する「カーブを平らにする(Flattening the Curve)」ための対策が必要と訴えています。“Physical Distancing”もその有効な方法のひとつ。

そうすることにより最前線で活動する医療保健機関・従事者への影響を少しでも減らし、医療機関のパンクを回避するということです。

そのために個人でできる対策はすべて100%実行してほしいとBC州衛生保健局長ボニー・ヘンリー博士は毎日の会見で訴えています。

感染を予防する方法は基本的なものがほとんどです。インフルエンザの感染予防とほぼ同じですが、新型ウイルスという特別事情なため特に入念に予防してくださいとことです。

新型コロナウイルス感染予防方法

1.手洗い。特に入念に行う。ヘンリー博士によると、「ハラピーニョ(激辛唐辛子)を切った後にコンタクトレンズを触る必要がある場合くらい」しっかりと手洗いをしてくださいということです。目安として20秒間、洗い残しがないように手のひらだけではなく親指も含めて手の全体を洗うといいということです。

2.咳をする時は、手ではなく腕で口を塞ぐこと。

3.手を顔の周りに持っていかないこと。これがとても重要です。感染は口や鼻、目からウイルスが入ることで起こるということで、手に付いたウイルスを体内に入れないために心がけてほしいということです。

マスクをしていてもウイルスが付いた手で目を擦ったり、鼻を触ったりしては意味がありません。しっかりと注意をしてくださいとヘンリー博士も繰り返し強調しています。

やってみると手を顔に近づけないというのは簡単そうでとても難しいです。普段いかに自分が手で顔を触っているか分かります。目を擦ったりするときは手を洗った後に。これは意外な盲点ですが、ぜひ実行してほしいということです。

その他に、この非常の事態に限り実行してもらいたいこととして:

4.握手やハグを控える
5.さまざまな物の表面をあまり触らない
6.さまざまな物の表面をきれいに掃除する
7.除菌用ローションを持ち歩く

など、「なるべくウイルスを自分の体の外に出さない、人にうつさない行動を取るように心がけてほしい」とアドバイスしました。

パニックになる必要はなく、最も効果的な予防方法フィジカルディスタンスと手洗いを守って予防してくださいということです。

感染予防の観点からのマスクの着用について

5月20日カナダ公衆衛生局長テレサ・タム博士はフィジカルディスタンス(2メートルの物理的距離)が保てない店舗内や公共交通機関利用時には医療用以外のマスクを着用することを推奨しました。

これまでカナダではマスクの着用は特に推奨されていませんでした。4月6日にタム博士が、人にうつさないための予防策として有効性があるとの見解を示しました。ただ人からうつされないための予防策にはならないということです。

医療用でないマスクの着用はこれまでの予防策に加えて追加するには有効ということです。あくまでも、フィジカルディスタンスと手洗いの徹底が予防の基本と強調しました。

6月3日連邦政府マルク・ガルノー運輸大臣は、飛行機、空港、列車、バスでの従業員のマスク着用を発表しました。

4月17日連邦政府マルク・ガルノー運輸大臣は国内線に搭乗するすべての人に機内でのマスク着用を義務付けると発表しました。マスクは自身で用意することを義務とし、もしマスクがない場合は口、鼻を塞ぐ代用品でも可ということです。4月20日正午から実施されます。チェックイン時にマスクが用意できていない場合は、搭乗拒否されるということです。

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