NZ won at Canada Sevens 2020, BC Place, Vancouver, BC; Photo by ©Koichi Saito
ニュージーランドがバンクーバー2020カナダセブンズ優勝! Photo by ©Koichi Saito

第5回となるバンクーバーBCプレースでのカナダセブンズ2020は、ニュージーランドが第1回大会以来の優勝を決めて幕を閉じた。

毎年大きな期待を寄せられるチームカナダは、バンクーバーで5年目となる大会で初のメダルを獲得した。

カナダセブンズ、カナダ3位決定戦へ

カナダの快進撃は大会2日目も変わらなかった。初日に3戦全勝グループトップで迎えた2日目、準々決勝はスペインとの対決。前半こそスペインのペースにやや戸惑ったものの、ルーカス・ハモンドが先制のトライを決めて波に乗った。

後半にはカナダらしさを取り戻し、2トライをあげ21-0で快勝。準決勝にコマを進めた。

準決勝の相手はオーストラリア。カナダは右からネイサン・ヒラヤマが突破口を開くと中央に走りこんできたハリー・ジョーンズにパスしてトライ。強豪相手に幸先よく先制した。しかし前半終了間際にオーストラリアにトライを許し同点で後半へ。後半は立て続けに2トライを取られ、7-19と劣勢となったが、5分16秒にカナダのマイク・ファウルファウがトライ。ヒラヤマがコンバージョンを決め14-19とワントライで逆転の可能性を残した。

そして迎えた最終プレー。カナダは猛追する。時計はすでに7分を超えている。一進一退の攻防だが、相手のミスでボールを奪うと逆転のトライ! 会場は大盛り上がりとなったが、しかしビデオ判定の結果わずか5センチメートルほど足らず試合終了。バンクーバーで初の決勝進出を逃した。

新しい「儀式」で勢いチームカナダに勢いを

今回のバンクーバー大会で新しい「儀式」が生まれた。試合のハーフタイムのカナダ国歌「オーカナダ」合唱だ。誰が始めたのかは知らないが、おそらく大会関係者だろう。前日の1試合目、2試合目は誰が音頭を取って歌っていたが、今日はハーフタイムになると誰からともなく歌い始め、ファンが帽子を取って立ち上がり大合唱へと変わっていく。そんな儀式へと変わっていった。カナダ代表にとってはこの上なく力強いに違いない。

1日目が終わったあとに記者に囲まれたヒラヤマは、「いつも多くのファンに応援してもらって力が出る。今日のハーフタイムのオーカナダは震えるようだった」と語った。バンクーバー大会は10回の中でも最も楽しい雰囲気で開催される大会として知られる。ファンは思い思いのコスチュームでひいきのチームを応援する。しかしお目当てはやっぱりチームカナダ。選手も、ファンも楽しめる「儀式」が大会5年目にしてまた一つ始まった。

ファンの期待は選手に届いた!カナダ銅メダルを獲得!!

南アフリカとの3位決定戦は接戦となった。先制はカナダ。ジャスティン・ダグラスが決めると会場は一気に沸点に。強敵南アフリカからの先制トライはファンの応援に火をつけた。

しかしその後すぐに同点に追いつかれ、逆転されて前半を終了。ここでまたハーフタイムの「オーカナダ」の大合唱となった。そのおかげか、カナダは次々とトライを決める。

まずはベテランのハリー・ジョーンズが逆転のトライ。その1分後にはダグラスがこの試合2つ目のトライで突き放すと、最後はネイサン・ヒラヤマがダメ押しのトライを決めて26-19で快勝。バンクーバーでセブンズシリーズが開催されて5年目、初めてカナダが3位以内を獲得した。

試合後ヒラヤマは結果に少々不満と言いながらも、胸には銅メダルが輝いていた。来年こそは優勝を期待したい。

優勝はニュージーランド、第1回バンクーバー大会以来のカナダセブンズ優勝!

久しぶりにニュージーランドの「ハカ」がBCプレースに響いた。決勝はニュージーランド対オーストラリアの好カードとなった。

前半はオーストラリアが押していたものの、後半にニュージーランドが猛追して逆転に成功。そのまま優勝を決めた。

日本は招待枠で参加、健闘も白星なし

セブンズシリーズ2019・20に第1回から招待枠で参加している日本は、カナダ大会にも参加した。連戦が続く中で若手を起用しながらの今大会は、課題が多い内容となった。

それでもアルゼンチンを相手に引き分けとするなど健闘。東京オリンピックに向けて着実な歩みをまた1歩進めた。結果は5戦で1分け4敗。

 

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