ホームで久々に大勝したオーランド・シティ戦で、17歳のMFデイビーズ(#67)と33歳のFWカマラ(#23)のコンビが久々の会心ゴールを見せた。今季初めに見せた息の合ったコンビプレーが帰ってきた。
デイビーズが左センターライン近くでボールを奪うと、そのままドリブルでゴール前へ。そしてネット近くでは、華麗なボールさばきで相手を巻くと、中央に詰めていたカマラにパス。それにうまく合わせたシュートが先制ゴールになった。
ゴールが決まると2人は抱き合って喜んだ。
今季開幕前のキャンプからカマラを慕うデイビーズ。15歳からホワイトキャップス選手とデビューして今年で3年目。キャップスとしての風格が漂うようになってきたが、それでも若干17歳の若いキャップスにとってカマラは頼れるベテランだ。
2人のコンビが復活すれば、最近はMFテチェラ(#13)一人で稼いでいたホワイトキャップスのゴール事情が格段に良くなる。あとはMFレイヤ(#29)の昨季のような爆発を待つばかりになった。
デイビーズ1ゴール3アシスト! MLSホワイトキャップス史上初
この日のデイビーズの活躍はチームの流れを変える2点目だけではない。カマラの先制点、レイヤの4点目、MFメスキーダ(#11)の5点目と、3アシストを決めた。
MLSに昇格して以降のホワイトキャップスで1試合3アシストは初の快挙。若干17歳がホワイトキャップスの歴史を作った。
この日、得点に絡んでいないのは、3点目のカマラのPKによる得点のみ。
この大車輪の活躍を最も喜んでいたのはそのカマラだった。
Right place, right time.@AlphonsoDavies scores his second career @MLS goal. That second effort from @jake_nerwinski in the build-up 👌#VANvORL pic.twitter.com/9mPJ2onDME
— Vancouver Whitecaps (@WhitecapsFC) 2018年6月10日
まだまだ守りに不安を残す
5-2と快勝したものの、この2失点は防げる失点だった。相手は58分から10人。ホワイトキャップスが1人多いにもかかわらず2失点は反省材料だ。
ロビンソン監督も「5-1で終えるべき試合だった」と快勝したゲームでこの点だけ厳しい表情で語った。
今月からDFでキャプテンのワストン(#4)がワールドカップ出場のためチームを離れた。正ゴールキーパーのマリノビッチ(#1)もケガから復帰しないままで、ディフェンス陣に不安は残ったまま。
この日は、普段FW/MFシェアが左サイドバックに入るという変則ディフェンス陣で乗り切った。
攻撃がかみ合ってきたとはいえ、まだまだ万全とは言えないチーム状況であることは間違いない。
7月のホームゲーム
7月はカナディアン・チャンピオンシップ2試合があるため、7試合とかなり試合数が多い。ホームゲームは4試合。ファンにとっては嬉しい限りだ。
7月1日(日)4pm コロラド・ラピッズ戦
7月7日(土)7:30pm シカゴ・ファイア戦
7月25日(水)7pm モントリオール・インパクト戦(カナディアン・チャンピオンシップ)
7月28日(土)7pm ミネソタ・ユナイテッドFC戦
Vancouver Whitecaps FC: https://www.whitecapsfc.com/