カナディアン・チャンピオンシップ(CC)

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MLSバンクーバー・ホワイトキャップスFCの試合開始前。大きなロゴをあしらった旗でファンを出迎える。

昨年までACC(アムウェイ・カナディアン・チャンピオンシップ)として開催されていたが、アムウェイが冠スポンサーでなくなったためCCとなった。

大会フォーマットはACCと同じ。

カナダ代表は、国内5チームによるトーナメントで決定する。優勝チームにはボヤジャー杯が贈られ、同時にCONCACAFチャンピオンズリーグ(CCL)の出場権を得る。

ホワイトキャップスは2015年に優勝。昨年8月から始まった2016‐17年チャンピオンズリーグに出場し、準決勝まで進出したが今年3月メキシコのタイガースUANLに惜敗し、敗退した。

2016年はトロントが優勝。ホワイトキャップスはBCプレースでの決勝第2戦でアディショナルタイムに得点され、優勝を逃した。ただ、ホワイトキャップスにもまだ来年のCCL出場への機会が残されている。

というのも、CCLは今年年1月にフォーマット変更を発表。それに合わせてカナダ代表も今季に限り変更を余儀なくされたため。

変更は、2016年CC優勝トロントFCが今年のCCでも優勝した場合は、トロントFCが自動的に2017‐18年CCL出場権を得る。今年トロントFCが優勝できなかった場合は、今年8月9日にトロントFCと2017年優勝チームが出場権をかけて対戦する。

つまり、ホワイトキャップスが今年のCCに優勝すれば、昨季はのんだ悔し涙の雪辱を果たす機会を得られることになる。

カナダの参加5チームは、バンクーバー・ホワイトキャップスFC、トロントFC、モントリオール・インパクト(以上MLS)、FCエドモントン(NASL)、オタワ・フューリー(USL)。エドモントンとオタワが予選を戦い、勝利したチームがMLSチームとの本戦に参加できる。