メトロバンクーバーの大気汚染注意情報が解除になりました! 久しぶりです、こんな青空が広がるバンクーバーは!!
まだいつもの抜けるような澄みきった青空とはいきませんが、それでも大気状態はほぼ通常に戻りました。
ふぅ~。深呼吸をしたくなる空気です。
大気質の健康への影響を示す指標AQHI(Air Quality Health Index)もレベル2と低く、一昨日のレベル10+がウソのようです。
これまできれいな空気があまりにも当たり前だったので、今回の件で改めて環境問題を考えさせられました。
The Weather Network:Air Quality Health Index(AQHI)
https://www.theweathernetwork.com/ca/forecasts/air-quality/british-columbia/vancouver
BC州内陸部ではまだまだ山火事が猛威を振るう、ただ週末には雨の予報も
メトロバンクーバーでは大気汚染注意情報が解除されましたが、ブリティッシュ・コロンビア州の半分以上の地域では発表されたままです。
内陸中央部の山火事は相変わらず猛威を振るっていて、避難指示や勧告が発令されています。
ジャスティン・トルドー首相が昨日、州中央部の都市プリンスジョージを訪問しました。消火活動に当たる消防士や関係者、避難州民を激励したようです。
プリンスジョージでは相変わらずレベル10+とひどい状態が続いています。
BC州政府の非常事態宣言は引き続き出されたままで、恵みの雨を待つしかない状態です。
州中央部では日曜日には雨が降るという予報です。
地球温暖化が原因?! BC州の山火事は「新しい常識」となるのか?
“New Normal”という言葉を最近よく耳にします。「新しい常識」ということですが、今年の山火事でもよく言われています。
BC州は以前から夏は雨が少なく乾燥して草木が乾いているところに、落雷による発火で燃え広がる山火事がよく起こっていました。
しかし、非常事態を宣言するほどのひどい山火事は何年かに1度という間隔だったのですが、今回は昨年に続き2年連続で、数年前にもあり、頻繁に起こるようになってきました。
そこで、こうして頻繁にひどい山火事が起こることが、これからの常識となるのか? これを「新しい常識」として捉えなければならないのか? という問いかけをメディアでもされるようになっています。
毎年、山火事の発生を予想して州政府は予算を組んでいますが、昨年、今年と、大幅な予算オーバーとなるほどのひどい状況とです。
原因の一つに地球温暖化が挙げられています。考えさせられる問題です。
関連記事: BC州政府が山火事対処に非常事態宣言 ( The Pacific Post.jp)
大気注意情報はカナダ環境省のEnvironment Canadaサイトを参照: https://weather.gc.ca/warnings/index_e.html
山火事情報はBritish Columbia Wildfire Serviceサイトを参照: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/safety/wildfire-status
山火事マップはこちら: https://governmentofbc.maps.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=ef6f11c8c36b42c29e103f65dbcd7538