ここ数日、毎日、毎日、窓を開けると、空が真っ白な状態が続いています。いつもならとってもきれいな青空が広がるこの時期にバンクーバーを訪れた人に、少しでも現状をとブログを書いているのですが、ここ最近はすっかり「バンクーバー山火事スモッグ情報」となっています。
そしてまた、今日は朝からヘビーにスモッグに包まれたバンクーバーです。振り返ってみるとどうやら今月13日頃からこの状態のようで、一時は戻りかけた青空ですが、ここ数日かなりひどくなっています。
今日は、マスクをしている人も何人か見かけました。
こちらではマスクをする習慣がないため、これほど真っ白になってもマスクを着用するということはないのですが、さすがに「やばい」と思ったのでしょうか。
最近では黒いマスクもあるのですね。今日、している人を見てビックリしました。
大気質健康指標AQHIがとうとうレベル10+に
さて、今日のバンクーバーですが、やはり大気質の健康への影響を示す指標AQHI(Air Quality Health Index)は高く、なんとこれまでで最高のレベル10+です。
8月20日のレベル10が最高かと思っていました。こんな数字があったのですね。今晩はレベルが10に改善?!します。
本来なら西に位置するメトロバンクーバーでは山火事の煙による大気汚染はそれほど影響ないのですが、現在、東から西向いて吹いている風向きのせいで、メトロバンクーバーも真っ白な煙に包まれたような状態になっています。
今日は一日この状況が続くと予測されています。外出時にはくれぐれも注意してください。
明日はレベル5の予報で、明日から少しずつ大気の状態がよくなっていくようです。それを期待したいと思います。
今日一日、健康管理に注意して過ごしてください。
The Weather Network:Air Quality Health Index(AQHI)
https://www.theweathernetwork.com/ca/forecasts/air-quality/british-columbia/vancouver
トルドー首相も現地入り予定、猛威を振るうBC州内の山火事は引き続き注意が必要
今月15日に州政府から非常事態宣言が出されたブリティッシュ・コロンビア州ですが、収束する様子を見せず、内陸部で山火事が猛威を振るっています。発生カ所は550カ所以上です。
この山火事が原因でメトロバンクーバーを含め一部北西部を除くBC州のほぼ全地域で、依然、大気汚染注意情報が発表されています。
昨日はBC州ホーガン州首相が現状視察のため州中央部の都市プリンスジョージ入り。明日にはジャスティン・トルドー首相が訪問して、消火活動に当たる消防士や関係者、避難住民などと面会する予定です。
大気注意情報はカナダ環境省のEnvironment Canadaサイトを参照: https://weather.gc.ca/warnings/index_e.html
山火事情報はBritish Columbia Wildfire Serviceサイトを参照: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/safety/wildfire-status
関連記事: BC州政府が山火事対処に非常事態宣言 ( The Pacific Post.jp )
午後1時の景色。これでもAQHIはレベル10+。しかし夕方にはさらにひどい状態に…