今日も白い空が広がるバンクーバーです。朝は昨日より少し晴れた感じがしますが、正午の今は、また白くなってきています。
昨日は昼過ぎに外出しましたが、本当にびっくりするくらい空気が悪く、外でサングラスを外すと涙が止まらないくらいひどい状態でした。
なんとなく臭いもするし、呼吸するにも何か引っかかるような、あんなにひどい状態のバンクーバーは初めてでした。
今日はそれよりも「少しまし」なようです。
それでも、大気質の健康状態への影響を示す指標AQHI(Air Quality Health Index)はレベル8と高く、この状態は今日一日続くと予報されています。
政府は、必要のない場合はなるべく外出しないよう、子供、高齢者、妊婦、呼吸器官に疾患のある人は、外出を避け、家にいる場合でも窓を締めたりして外気が入らないようにするなどして注意するよう呼びかけています。
気温も25度まで上がっています。体感温度28度ということです。
先週発表された高温注意情報は解除となりましたが、外出時は体調管理に気を付けて行動してください。
The Weather Network:Air Quality Health Index(AQHI)
https://www.theweathernetwork.com/ca/forecasts/air-quality/british-columbia/vancouver
メトロバンクーバーのスモッグはBC州内陸部で続く山火事が原因
ブリティッシュ・コロンビア(BC)州では、内陸部で山火事が猛威を振るっています。600カ所近い場所で山火事が発生しています。
この山火事が原因でメトロバンクーバーを含めBC州の3分の2にあたる地域で、依然、大気汚染注意情報が発表されています。
本来なら西に位置するメトロバンクーバーでは山火事の煙による大気汚染はそれほど影響ないのですが、現在、東から西に向いて吹いている風向きのせいで、メトロバンクーバーも真っ白な煙に包まれたような状態になっています。
この状況はあと2日ほどは続くと予測されています。外出時にはくれぐれも注意してください。
関連記事: BC州政府が山火事対処に非常事態宣言 (記事提供: The Pacific Post.jp )
BC州内陸部の山火事は収まる気配を見せず非常事態宣言も継続、BC州首相も現地入り
週末には新たに避難指示が出された地域もあるほど、BC州内陸部の山火事は非常に危険な状況が続いています。
国内外から消防士が駆け付け、カナダ軍も出動して、消火活動に当たっていますが、今のところ鎮火する気配を見せていません。
今日、BC州ジョン・ホーガン州首相と連邦政府ハルジット・サージャン防衛大臣が、現地視察のためBC州中央部の都市プリンスジョージ入りし、記者会見をしました。
州政府、連邦政府とも、できる限りの支援をして、山火事の消化に努力すると語っていました。
また、プリンスジョージ周辺は現在山火事が最も激しい地域で、避難指示が出されている地区に住む州民に一刻も早い避難をするよう呼びかけました。
BC州ではこの先の天気も週末近くまで晴天が続く予報で、雨が降るのは週末辺りになりそうです。
そのためしばらくこのような状況が続くと予測されています。山火事情報、大気汚染情報などに注意して行動するよう州政府が呼びかけています。
注意情報はカナダ環境省のEnvironment Canadaサイトを参照: https://weather.gc.ca/warnings/index_e.html
山火事情報はBritish Columbia Wildfire Serviceサイトを参照: https://www2.gov.bc.ca/gov/content/safety/wildfire-status
山火事の煙で視界が悪く消火活動が難航しているとのこと
The thick wildfire smoke that’s blanketed much of B.C. has grounded firefighting aircrafts and made it difficult to detect new wildfires https://t.co/FdqIekKPXU #BCfires #BCwildfire pic.twitter.com/eFfcRc7xct
— The Weather Network (@weathernetwork) 2018年8月21日