快勝でプレーオフ一回戦突破、初の準決勝進出へ:バンクーバー・ホワイトキャップスFC

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The play off knock-out game against San Jose Earth Quakes at BC Place, Oct 25, 2017.
ホワイトキャップスFWモンテロ(#12)の先制ゴール!これで雰囲気を一気に引き寄せた。The play off knock-out game against San Jose Earth Quakes at BC Place, Oct 25, 2017. Photo by ©Koichi Saito

快勝だ!!こんなに気持ちのいい勝ち方があるだろうか?取りも取ったり5得点。次々と決まるゴールに会場は大歓声に包まれた。

前半はもたついた。ほとんどを自陣で費やす防戦一方の展開。それでもこの日は鉄壁の守りでアースクエイクスにほとんどシュートを許さなかった。試合開始早々の5分にはこの日も先発のマリノビッチ(#24)がスーパーセーブ。これが入っていれば展開は分からなかった。

一方、ホワイトキャップスは前半の少ないチャンスを生かして積極的にシュート。それが33分に実を結んだ。

MFテチェラ(#13)のコーナーキックからDFワストン(#4)が中央でヘッドで合わせ、少し逸れたところにFWモンテロ(#12)がゴールネット右隅に頭から突っ込みながらヘッドでシュート。貴重な先制点を取って波に乗った。前半を終え1‐0。緊張したいい雰囲気で後半に突入した。

1点を追う展開のアースクエイクスが果敢に攻めてくる中、流れを一気に引き寄せたのは57分、またしてもテチェラ。FKを得たホワイトキャップスは中央やや右寄りからテチェラが直接ゴールを狙うシュート。ここ以外にはないというGKも届かない右上コーナーに決まり貴重な追加点をあげた。

会場は一気に沸騰。選手とファンが一緒になって大喜びするのか、ここからはホワイトキャップスのワンマンショー。次から次へと面白いようにゴールが決まった。

64分にワストン、78分、80分には、68分にMFレイナ(#29)に代わって入ったMFメスキーダ(#11)が2つ続けてゴール。「アッという間」とはまさにこのこと。4点目を喜んでいる間に、5点目が入り、会場は勝利を確信したファンの歓声で大音響に包まれた。

朝から降り続いていた雨は試合開始前には上がり、BCプレースのルーフは全開。大歓声はバンクーバーの夜空にまで響き渡った。

結果は5-0。序盤のもたつきは何だったのか?と思わせるほどのゴールラッシュでホワイトキャップスが快勝した。

2011年にMLSに昇格して以降、ホワイトキャップスがプレーオフで勝利するのは初めて。これでプレーオフ準決勝に駒を進めた。

10月25日(21,083)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 5‐0 サンノゼ・アースクエイクス

次の相手は、カスケディアライバルのシアトル・サウンダーズFC

準決勝の相手は、西カンファレンス2位のシアトル・サウンダーズFC。サウンダーズは、2部リーグ時代からのライバルで、MLSに昇格してからもそれは変わらない。

そのサウンダーズを、まずは29日(日)にBCプレースで第1戦を迎え、11月2日(木)には会場をシアトルに移して第2戦を戦う。

1回戦は1試合のみの勝負だったが、準決勝からはホーム&アウェイとなる。まずはレギュラーシーズン下位だったバンクーバーから。そしてシアトル。

熱狂的なファンがいることで知られる両チーム。応援合戦も見ものだ。

 

off knock-out game against San Jose Earth Quakes at BC Place, Oct 25, 2017
フリーキックからの豪快なシュートを決めたMFテチェラ(#13)が喜びを爆発させる。The play off knock-out game against San Jose Earth Quakes at BC Place, Oct 25, 2017. Photo by ©Koichi Saito

 

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