LAギャラクシー相手に今季初勝利

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MLS Vancouver Whitecaps fans go crazy after scored; Photo by ©Pacific Walkers
MLS Vancouver Whitecaps fans go crazy after scored; Photo by ©Pacific Walkers / File photo

4月1日(BC Place:25,083)
バンクーバー・ホワイトキャップスFC 4‐2 LAギャラクシー

今日は「試合開始早々から全体的に動きがいい」はずだった。パスは上手く通るし、時々意思疎通ができていない感じはあったが、見ていて気持ちがいい出足だった。

思った通り19分には、DFウイリアムズ(#25)から左のMFテチェラ(#13)にクロスの長い縦パスがドンピシャに決まり、飛び出したギャラクシーGKと競り合いとなるも、うまくかわして空っぽのネットにゴール。連敗中には喉から手が出るほどほしい先取点を手にした。

しかしなかなかうまくいかない。26分にギャラクシーFWマックビーン(#32)に決められ同点。30分にはうまくパスを回され、MFアレサンドリーニ(#7)が後方から走り込んで逆転ゴール。前半を終え1‐2。またしても暗雲立ち込めてきた。

後半は初めからFWハタード(#19)に代わって、モンテロ(#12)を投入。これが当たった。66分、左からのテチェラのシュートがGKに弾かれたが、それをモンテロがカバーしてゴール。これで同点となった。モンテロの縦横無人の動きがチームに活力を与えるのが目に見えて分かった。選手の動きが速くなった。

ここからキャップスはもうイケイケだ。1分後には左からモンテロが、中央後ろから走り込んできたMFラバ(#15)にパス。ダイレクトにミドルシュートを決め、3‐2と逆転に成功した。

さらに、さらに、今日はまだまだ終わらない。78分には、再びラバがゴールを決めた。右からのモンテロのミドルシュートを相手GKが弾く。そこをすかさずラバが、この日自身2点目のゴール。ギャラクシーを突き放す一弾は、今季ホワイトキャップス初勝利を確実にするゴールとなった。

今日は人気チームのギャラクシーとの対戦とあって、BCプレースは大入り超満員。通常の22000人から最大収容人数25000人まで増やし、観客動員は25,083。大観衆のファンの前で、スカッと気持ちのいい初白星となった。

メキシコ戦にも期待?!

はまる時はガッツリはまる。特に後半、ハタードとモンテロが入れ替わり、MFジェイコブソン(#8)がMFチャニ(#16)と交代してから流れが変わった。選手の動きも、パスも、明らかに速く、スムーズになった。

だったらなぜ、先発にハタードを起用したのか?を考えてみた。ここ何年も見てきてはっきり言って、彼から得点が期待できるとはあまり思えない。今日はハタードのワントップ。昨季よく見た4‐2‐3‐1フォーメーションだ。ますます期待できない。試合開始前の先発を見てそう思った。

ただ考えてみると、ホワイトキャップスは5日にも試合を控えている。メキシコのタイガースUANLとの対戦だ。中3日での試合であり、CONCACAFチャンピオンズリーグ準決勝第2戦であり、第1戦を0‐2にと落としていることもあり、こちらも負けられない試合となる。3点以上が絶対条件。

そのため、選手起用が難しかったのかもしれない。そう思えばこの快勝はさらに価値のある今季初白星。この勢いで、メキシコのタイガースも倒してもらいたい。