トロントにも負け、今季いまだ白星なし

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MLS Vancouver Whitecaps fans go crazy after scored; Photo by ©Pacific Walkers
MLS Vancouver Whitecaps fans go crazy after scored; Photo by ©Pacific Walkers / File photo

3月18日(BCプレース:20,438)
バンクーバー・ホワイトキャップス 0‐2 トロントFC

レギュラーシーズンここまで2試合白星なしのホワイトキャップス。前週の試合でレッドカードを受けたGKウーステッドが出場停止のなか、ホームでなんとか初白星といきたいところだった。

トロントはジョビンコ、遠藤が遠征に参加せず。ホワイトキャップスはGKがレッドカードで、この試合は出場停止。この日は若いリッチーが先発した。

ホワイトキャップスは、前週、サンノゼでのアースクエイク戦では、前半7分で2点先取と好調な出だしだったものの、GKウーステッドが23分にレッドカードで退場となり、結果的に2‐3で逆転負けした。

さらに、14日にはメキシコでタイガーズUANLと対戦。CONCACAFチャンピオンズリーグ準決勝第1戦は、0-2でタイガーズが先勝した。第2戦は4月5日バンクーバーのBCプレースで行われる。

シーズンが始まって2試合、ここまで白星なし。この日は、これまで使っていた4‐4‐2のツートップフォーメーションから、昨年多用した4‐2‐3‐1に変更。モンテロをワントップに、MFに左にシィア、中央にメスキーダ、右にデイビーズを配置に、悪い流れを断ち切る転換を図った。

前半はほとんどゴールチャンスなし。ほとんど自陣で守りに徹し、無失点で前半を終えた。後半からデイビーズに代え、ベテランのボローニャを投入。後半は攻撃を増すものの、ゴールに結びつかず。70分にはこの試合2枚目のイエローをもらったシィアが退場となり、厳しい状況となった。76分、バスキスがヘッドでゴールしトロントが先制。80分には2点目を#17がきめ試合を決定づけた。10人では逆転する力はなかった。

これで1分け2敗の開幕から3試合連続勝ち星なし。今季初白星は限りなく遠い。

ホームが味方せず?!

1点目を入れられた前後から、ホワイトキャップスのGKは手をかざして眩しそうにしていた。この日は1時からのデーゲーム。雨で屋根が閉じている時や曇りなら問題がないが、晴れると東側のゴール辺りはかなり眩しくなる。

2015年にこの場所で行われた女子W杯決勝、日本対アメリカでも、東側ゴールで守っていた日本GKが眩しそうにしていた、アメリカにゴールを許した。

日本の場合は、何ともアンラッキーだったが、ホワイトキャップスの場合はホームグランド。それを言い訳に失点はできない。