バンクーバー・スカイトレインが10日から完全運休へ

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スカイトレインの運行が12月10日午前5時からストライキのため全面運休となることについて、10日午前零時現在も話し合いの結果は発表されていません。

報道によると話し合いは続いているということのようです。話し合いが決裂するのか、ストライキによる全面運休に突入しても話を続けるのか、その辺りもまだはっきりしないようです。

スカイトレインはストライキのため完全運休と発表

メトロバンクーバーの公共交通機関の大動脈とも言うべきスカイトレインが、ストライキのため完全に運休することが7日に発表されました。

完全運休期間は12月10日(火)午前5時から3日間。13日(金)午前5時に通常運行に戻ります。

この日の発表では、ストライキ回避に向けて週末も労働組合とトランスリンク社のBCラピット・トランジット・カンパニー(BCRTC)が話し合いを続けているかどうかの詳細は分かっていませんが、労働組合は火曜日までに協定合意の可能性があるとも発表しています。

スカイトレインは平日では一日15万人が利用するという市民の足。通勤通学で利用している人も多く、できれば完全運休という最悪の事態は避けてもらいたいものです。

運休はエキスポとミレニアムライン

発表されたストライキによる完全運休の影響を受けるのは、エキスポラインとミレニアムライン。

エキスポラインは、バンクーバー市ウォーターフロントからサレー市キングジョージまで、ミレニアムラインは、バンクーバー市VCCクラークからコッキトラム市ラファージレイク-ダグラスまでです。

詳しい路線はこちら。
https://www.translink.ca/Schedules-and-Maps/SkyTrain/SkyTrain-Station-and-Elevator-Maps.aspx

バンクーバー市ウォーターフロントからリッチモンド市リッチモンド-ブリッジハウス、バンクーバー空港までのカナダラインと、バンクーバー市ウォーターフロントからミッション・シティまでのウエスト・コースト・エキスプレスは、対象外となっているため運休の影響は受けません。

エキスポライン、ミレニアムラインを利用する予定がある場合は、代替手段の確保が必要のようです。

メトロバンクーバーのバスを増便、道路は混雑が予想される

スカイトレインの完全運休に対応するために、トランスリンクとBCRTCが協力してバスの運行を増便する用意があることを発表していましたが、9日の発表によるとバスの増便はないということです。

代替手段としてバスが利用できない場合は、なんらかの代替手段の確保が必要となりそうです。

ストライキのため自動車を利用する人も増えるでしょうから、道路の混雑も予想されます。10日からの3日間は、公共交通機関利用者も、自動車を利用の人も、影響を受けそうです。

トランスリンクのストライキ専用情報ページ

ストライキの進捗情報および代替手段などの情報は、トランスリンクの専用サイトを利用するようトランスリンクが呼びかけています。

https://new.translink.ca/stay-informed

バンクーバー・スカイトレインが10日からストライキで運行停止へ