平昌五輪開幕、フィギュアスケートでバンクーバーを思い出す

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Figure skater Patrick Chan of Canada after the competition at downtown Vancouver on Feb 19, 2010
バンクーバー五輪で5位に終わった後カナダ記者団の質問に答えるパトリック・チャン選手。2010年2月19日バンクーバー・ダウンタウン

平昌五輪が開幕しましたね。開会式も盛大で、聖火リレーのラストはやっぱりキム・ヨナさんでしたね。

ここバンクーバーで2010年に開催された冬季五輪で金メダルを取ったシーンを思い出します。浅田真央さんとのライバル対決、2人の華麗な演技は見応えがありました。

あれから8年、バンクーバー五輪に出場した選手はそれほど多く残っていません。フィギュアでは、銀メダルだった高橋大輔選手もすでに引退していますし、キム・ヨナさんも、浅田真央さんも競技からは引退しました。

でも、カナダ代表にはまだ現役で頑張っている選手がいます。男子パトリック・チャン選手と、開会式でカナダ代表の旗手を務めアイスダンス代表のテッサ・バーチュー&スコット・モイヤー組です。

バーチュー&スコット選手はバンクーバーで金メダル。その美しい演技で世界を魅了しました。ソチでは銀メダル。そして2年間のブランクを経て再び競技に復帰し、3回目のオリンピックです。巷では、彼らのダンスがセクシーすぎると話題になり、多少修正して臨むとの報道ですが、セクシーだから強いのではないので問題ないでしょう。

今回カナダは史上最高225人の選手団を平昌に送っています。参加国の中ではアメリカに次ぐ多さです。気合入り過ぎです。

その先頭を切ってメダルを狙うのが、フィギュア団体戦。トップバッターだった男子のパトリック・チャン選手はバンクーバーで五輪デビュー。まだ19歳と若く、地元開催のプレッシャーもありメダルを期待されましたが、残念ながら5位に終わり落ち込んでいた姿を覚えています。ソチでは羽生弦選手に次いで銀メダルと健闘しました。

今回の団体戦でも3位と好位置につけて「トップバッターの役割を果たした~」という顔をしてましたね。男子トップは日本の宇野昌磨選手でした。ケガで団体戦を欠場した羽生弦選手に代わって見事でしたね。

ソチ五輪で初めて導入されたフィギュア団体戦でカナダは銀メダル。今回こそは金!と意気込んでいます。ペアのミーガン・デュハメル&エリック・ラッドフォード組が2位につけ、カナダが1位に浮上!!2位アメリカ、3位日本と目が離せないです。

 

時差なんて関係なし!!全試合生中継で試合を堪能!!

バンクーバーと平昌の時差は17時間。生中継で競技を観戦するには、実は悪くない時間帯です。平昌の日曜日朝9時はバンクーバーの土曜日午後4時。夕方から夜中までのゴールデンタイムをずっと五輪観戦できる感じです。

しかもカナダでは、CBC公共放送局が、スポーツ専門局TSNとスポーツネットと共にテレビで人気競技を放送する他、インターネットのCBCサイトで全競技、全試合を生中継しています。さらに録画放送もCBCサイトで全試合見られます。カナダ代表の試合だけでなく「文字通り全試合」です。

カナダは移民の国なので、やはり自国選手の試合は気になりますからね。カナダ代表だけという訳にはいかないのでしょう。デジタルテクノロジーが五輪を近いものにしてくれました。嬉しい限りです。

ただ、これはかなりやばいです。もうすでに随分出遅れています。カーリングミックスダブルスとか、開会式全編とか。開会式は今朝3時からだったのでさすがに無理でした。それでもこれから2週間、平昌に釘付けになりそうです。