FFPエアロプランがワンワールドとの提携を模索中?!のニュースに大注目

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Cathay Pacific Airline of One World arrived at Vancouver International Airport; Photo by ©Pacific Walkers/ File Photo
バンクーバー国際空港に到着したキャセイパシフィック航空機。ワンワールドに参加している。Photo by ©Pacific Walkers/ File Photo

 

フリークエント・フライヤー・プログラム(FFP)エアロプランを運営するエイミアが続々と新たな提携先を発表している。

3日にはトロントに本社を置くポーター航空と提携。7日にはケベック州モントリオールに本社を置く旅行会社トランザットATのエア・トランザット航空とエドモントン空港をハブとするLCCフレア航空との提携を発表した。

ポーター航空はトロント市ダウンタウン近くの島の一つにあるビリー・ビショップ空港をハブとし、カナダ東部を中心に就航している。カナダ西部にはまだ就航していない。

エア・トランザット航空はエアロプランにとって、カナダ人に大人気の旅行先約60都市にバケーションツアーを多く持つ。ポイント獲得にはなんとも魅力的な航空会社。

LCCフレア航空はエドモントン空港をハブとし、主にカナダ西部の都市を結んでいる。

これらの3社とは、エアカナダとの提携が完全に失効する2020年7月から提携を開始すると発表している。

エイミアは今月2日にエアカナダが提示した買収額を拒否。新たな提携先を積極的に模索している。まだまだ何かありそうな予感だ。

 

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航空会社グループ、ワンワールドとのFFP提携を模索中

 

さらにFFPに興味がある旅行者にとっては、魅力的なニュースが飛び込んできた。

今月2日、エイミアはワンワールドとの提携も模索していることを明らかにした。ワンワールドは日本航空やアメリカン航空、キャセイパシフィック航空などが参加している航空会社グループ。

エアカナダや全日空、ユナイテッド航空などが参加しているスターアライアンスとはライバル関係にある。

もし、スターアライアンスとの提携を保ったまま、ワンワールドとの提携に成功すれば、利用者にとってはポイント加算の可能性が大きく広がることになる。というより、世界各国の航空会社のポイントを集めることができるようになる。

しばらくはエアロプランとワンワールドとの話し合いの行方に注目だ。

 

FFP提携でエアカナダの買収提示額を拒否

 

エイミアは、エアカナダがカナダ国内の大手金融機関TD銀行とCIBC、さらにビザカナダの4社で、現金2億5000万ドルと約20億ドルのエアロプランポイント負債引き受けを買収額とした提示を拒否すると今月2日に発表した。

4社は現金提示を3億2500万ドルに引き上げたが、エイミアは少なくとも4億5000万ドルの価値はあると試算しているとして、提示金額がエアロプランの価値と一致しないことを理由に提示を拒否すると声明で発表した。

 

関連記事: エイミアがエアカナダのFFPエアロプラン買収提示額を拒否 (記事提供: The Pacific Post.jp