エアカナダがボーイング737MAX8を7月1日まで使用停止とすると発表した。同型機を24機保有するエアカナダでは、全運航便の約6パーセントを占めるため、現在機材の調整を行っていると発表している。
これまでのところ、4月30日までの運航スケジュールの調整を終え、98パーセントは予定通り運航可能としている。
しかし期間限定で運航停止をなっている路線がある。ノバスコッシア州ハリファックスとニューファンドランド&ラブラドール州セントジョンズからイギリスのロンドン・ヒースロー空港行き、季節限定便のBC州バンクーバーとハワイのコナ空港(ハワイ島)とリフエ空港(カウアイ島)便、アルバータ州カルガリーとアメリカ・カリフォルニア州パーム・スプリングス便。
状況は変更されることがあるため、エアカナダの利用客には予約便が影響を受けているか事前にチェックするよう呼びかけている。
ボーイング737MAX8型機運航停止による影響を受けた利用者については、手数料無料で予約変更などの手続きを受けて付けていると発表している。詳しくはエアカナダに問い合わせを。
エアカナダHP:https://www.aircanada.com/ca/en/aco/home.html
またウエストジェットも13機を保有しているため、影響が出ている。詳しくはウエストジェットホームページ、もしくはフェイスブック、ツイッターで更新している。
ウエストジェットHP関連ページ:https://www.westjet.com/en-ca/travel-info/advisories
各国が2度の墜落事故を起こしたボーイング737MAX8型機を使用停止へ
カナダ運輸省は13日に同型機のカナダ国内での飛行を停止すると発表した。続いてアメリカも発表。早くからヨーロッパやアジアでは停止措置が相次ぎ、それに北米が追従することになった。
同型機は今月10日にエチオピア航空が、昨年10月にはインドネシアのライオンエアが墜落事故を起こし、乗客・乗員全員が犠牲となった。
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