ホワイトキャップス、ボヤジャー杯優勝を逃す

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Toronto FC CC June 29 2016; Photo by ©Koichi Saito/ Pacific Walkers
カナディアン・チャンピオンシップで2016年に優勝したToronto FC。2017年もトロントが優勝した。 June 29, 2016, @ BC Place ; Photo by ©Koichi Saito/ Pacific Walkers

 

今年もカナディアン・チャンピオンシップでトロントFCに敗れる

 

2年前の雪辱はならなかった。

カナディアン・チャンピオンシップ決勝戦。第1戦をバンクーバーで2‐2と引き分けたバンクーバー・ホワイトキャップスFCとトロントFCは、決戦の場をトロントに移し第2戦に臨んだ。

序盤からトロントが圧倒する展開で、39分にアルティドーレが先取点を決めると、トロントは面白いようにゴールを量産。

終わってみればアルティドーレのハットトリックを含めた5‐2の圧勝だった。

ホワイトキャップスは2点を返すのが精一杯。第1戦で不運な判定もあり、引き分けに持ち込まれたが、2‐5では結局優勝する術はなかった。

2試合で7-4となりトロントが優勝。ボヤジャー杯を手にした。これでカナディアン・チャンピオンシップはトロントFCの3連覇。

CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズリーグ(CCL)にはカナダ代表として3年連続でトロントFCが出場することが決まった。

トロントFCは昨年のCCLで決勝まで進んだが、メキシコのチーバス・グアダラハに敗れた

 

 

ホワイトキャップス、2年前の悪夢再び…

 

2年前の雪辱を果たすことができなかった。

第1戦に主審の疑問符が残るレッドカードの判定や不運なオウンゴールでの同点劇で、ドラマを見せた展開も、第2戦で勝利して2年前の悪夢を追い払いたかった。ホワイトキャップスにかかったCC決勝トロント戦の呪縛を解き放つチャンスだった。

しかし、トロントは圧倒的に強かった。

ホームを真っ赤に染めたファンと、バンクーバーでは出場しなかったジョビンコと、抜群の攻撃陣が面白いようにゴールを決め、前半終了時点でほぼ試合を決定した。

そしてまたバンクーバー・ホワイトキャップスには、CC決勝戦でトロントに勝てないという呪縛が残ることになった。

 

File with The Pacific Post.jp