今年もカナディアン・チャンピオンシップでトロントFCに敗れる
2年前の雪辱はならなかった。
カナディアン・チャンピオンシップ決勝戦。第1戦をバンクーバーで2‐2と引き分けたバンクーバー・ホワイトキャップスFCとトロントFCは、決戦の場をトロントに移し第2戦に臨んだ。
序盤からトロントが圧倒する展開で、39分にアルティドーレが先取点を決めると、トロントは面白いようにゴールを量産。
終わってみればアルティドーレのハットトリックを含めた5‐2の圧勝だった。
ホワイトキャップスは2点を返すのが精一杯。第1戦で不運な判定もあり、引き分けに持ち込まれたが、2‐5では結局優勝する術はなかった。
2試合で7-4となりトロントが優勝。ボヤジャー杯を手にした。これでカナディアン・チャンピオンシップはトロントFCの3連覇。
CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズリーグ(CCL)にはカナダ代表として3年連続でトロントFCが出場することが決まった。
トロントFCは昨年のCCLで決勝まで進んだが、メキシコのチーバス・グアダラハに敗れた。
ホワイトキャップス、2年前の悪夢再び…
2年前の雪辱を果たすことができなかった。
第1戦に主審の疑問符が残るレッドカードの判定や不運なオウンゴールでの同点劇で、ドラマを見せた展開も、第2戦で勝利して2年前の悪夢を追い払いたかった。ホワイトキャップスにかかったCC決勝トロント戦の呪縛を解き放つチャンスだった。
しかし、トロントは圧倒的に強かった。
ホームを真っ赤に染めたファンと、バンクーバーでは出場しなかったジョビンコと、抜群の攻撃陣が面白いようにゴールを決め、前半終了時点でほぼ試合を決定した。
そしてまたバンクーバー・ホワイトキャップスには、CC決勝戦でトロントに勝てないという呪縛が残ることになった。
File with The Pacific Post.jp