バンクーバーのシンボル「蒸気時計」で往古の音色を楽しむ

バンクーバーで最も古い街「ガスタウン」。レンガ造りの通りがなんともレトロな雰囲気を醸し出しています。

ガスタウンの入り口は、ウォーターフロント・ステーション。南に向かって歩くとすぐにレンガ造りの通りが見え、タイムスリップしたような気分に。

しばらく進むとこの町の象徴「蒸気時計」が見えてきます。ナンバーワン観光スポットなのでいつも人に囲まれていて見逃すということはないですね。

人々のお目当ては、15分おきに蒸気を噴き出しながら鳴らされる汽笛。蒸気で時を刻むこの時計ならではの光景が楽しくてついついあと15分、もう一回と長居することも。でもベストショットを狙うならおススメは12時。12回汽笛が鳴りますからね。

レンガ造りの通りといい、懐かしい音色といい、すごくレトロな気分にさせてくれます。

Gastown is becoming an art town; Photo by ©Pacific Walkers
アートなショップが増えたガスタウン。Photo by ©Pacific Walkers

ところで人気の蒸気時計ですが実は日本の北海道小樽市に双子が存在することをご存じですか?太平洋の向こうにもう一つ、同じように時を告げる蒸気時計があると思うと嬉しくなりますね。小樽市のオルゴール堂の前に設置されています。バンクーバーにある蒸気時計と同じという説明書きもありますので、ぜひチェックしてみてください。

この蒸気時計を過ぎると、次々とカフェやスタイリッシュなショップが楽しめる通りになってきます。雰囲気はレトロなレンガ造りのまま、トレンディさが漂ってくる不思議な空間へと入っていきます。

ガッシー・ジャックがバンクーバーの過去と未来の分岐点

Gastown’s symbol “W”, new and old; Photo by ©Pacific Walkers
ガスタウンのシンボル、新旧の“W”。Photo by ©Pacific Walkers

ガスタウンのちょうど真ん中あたりにあるのが、ガッシー・ジャックの銅像です。彼こそがこの街を作った張本人。ガスタウンがバンクーバー発祥の地と言われる由縁であり、「ガスタウン」の名前の由来でもあります。

どこまでも遠くを見つめる彼の姿は、変わりゆくガスタウンとバンクーバーの未来を見守っているように見えます。

そしてここを境に、ガスタウンは21世紀な通りへと変貌します。

お洒落なカフェ、スタイリッシュでアートなショップ。その昔、この街の象徴的建物だったウッドワードの「W」と、新しく生まれ変わった「W」。変わるもの、変わらないものを教えてくれます。

新旧のバンクーバーに会える場所。それがガスタウンの魅力です。

Tour bus coming to Gastown, Vancouver, BC; Photo by ©Pacific Walkers
バンクーバーを巡るツアーバス。Photo by ©Pacific Walkers
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