Beautifully diplayed non traditional sushi, Vancouver; Photo by ©Yu Natsumi
味も見た目も美味しい創作寿司。バンクーバーで。Photo by ©Yu Natsumi

寿司と言えば一昔前はお祝い事などがあると食べる特別な料理だった。それからテイクアウトの寿司屋が流行り、回転寿司が登場して、あっという間に庶民の食べ物になった。最近ではスーパーでも販売されている。そしてどれも美味しい。

回転寿司だからとか、スーパーの寿司だからと言って侮ってはいけない。どこでも工夫され、流通も整備され、美味しくて安いお寿司が増えた。どれもこれも美味しいから相乗効果で日本中の寿司が美味しく食べられるようになった。すごいことである。

と、寿司は日本の伝統料理の一つで、今では簡単に味わえる贅沢な庶民の料理となったのだから、日本で人気があるのは分かる。

しかし海外でも寿司が流行っている。バンクーバーでも大人気だ。なぜだろうか?水曜日のひまつぶしに考えてみた。

6月18日は「国際寿司デー」、世界で愛されるお寿司

世界には色んな記念日があるが、6月18日は「国際寿司デー(International Sushi Day)」だった。日本の「すしの日」は11月1日。これとは別物だ。

インターネット上の情報をみると最初に国際寿司デーを記念したのは2009年だという。フェイスブックページ(https://www.facebook.com/AnnualSushiDay/)もあって、この日は世界中で寿司を食べて祝っている。なぜこの日なのかはよく分からなかった。知っている人がいたら教えてほしい。創設者いわく、彼らのミッションは「寿司を食べること」だそうだ。

ではなぜ寿司が世界で国際的記念日ができるまで愛されているのだろうか?日本には寿司以外にも海外の人々に受けそうな美味しい食べ物はごまんとある。にもかかわらず、なぜここまで寿司だけが人気があるのか?

考えてみた。

まずは味だ。寿司といえば握り。新鮮な魚介は欠かせない。日本人ほど魚好きな国民はいないと思う。だいたい魚を生で食べるという食習慣がある国は世界にそれほど多くはないだろう。世界は広いので、魚を生で食べるのは日本だけということはないと思うが、生の魚を色々な形で美味しく食べる技を持っているというのはやっぱり日本人特有だと思うのだ。

その代表が寿司で、それが世界で市民権を得たというのは何か理由があるに違いない。そこで注目したのはネタではなく酢飯の方だ。この甘酢味のご飯が世界の人々の味覚に合ったのではないだろうか?

甘味を使う料理が多い日本料理でもご飯を甘くする寿司は特別?

日本食は料理に砂糖を使う。世界の料理では珍しい方だと言われている。見てみればそうかもしれない。北米の代表料理ステーキやハンバーガーなどは論外だが、メキシコ料理、イタリア料理、フランス料理、ドイツ料理、韓国料理、ロシア、インド、イラン、中近東など、あるのかもしれないが、あまり想像がつかない。

東南アジアにはあると思う。中華料理にはある。酢豚などは代表格だ。いやでも、もしかしてこれも日本に来て酢豚は甘酢になったのかもしれない。知っている人がいたら教えてほしい。

酢豚にはパイナップルが入っていなくてはいけないというのが私の持論だ。友人には子供みたいだと言われたが、好きなのだから仕方がない。同じ理論でピザではハワイアンが好きだ。これについてはまた次回に書きたいと思う。

こうして世界を見渡してみると、勝手な想像だが、甘味を使った料理は少ないように思う。しかし世界の人々が甘味を嫌いなわけではない。こんな甘いものは体に悪い!と思うようなデザートが世界にはゴロゴロある。もちろんバンクーバーにもある。こうした甘物好きの海外の舌に、米と甘酢という組み合わせが、案外受けたのではないだろうか?

そうすると刺身を乗せた握り以外の、野菜やその土地特産のフードを使った巻き寿司がこれほど種類豊富に生まれる理由が見つからない。俗に言われる健康志向だけでは説明がつかないのだ。

第一、日本食はヘルシーと言うが、米は穀物。北米では炭水化物を取らないカーブダイエットが大流行りした。炭水化物大好きな私としてはあり得ない話だ。酢飯がない寿司は寿司ではない訳で、ダイエットしている人にも寿司は健康食という理由はあまり説得力がないように思われる。

やっぱり酢飯が世界の人々を寿司の虜にしたというのは説得力があるように思う。しかも、この酢飯は生の魚だけではなく何にでも合う。野菜でも、肉でも、卵でも、フルーツでも、ほんとにありとあらゆるものに合うのだ。

 

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もうだれも止められない!!想像力豊かな寿司ネタで日本の”寿司”は世界の“SUSHI”へ