先週の日曜日にカナダを含む北米ではサマータイムが終了して、通常の標準時に戻りました。
バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア(BC)州は太平洋岸にあり、太平洋標準時間帯(PST)にあります。お隣のシアトルがあるアメリカ・ワシントン州やロサンゼルスがあるカリフォルニア州と同じ時間帯です。
ところが最近BC州では1年中サマータイム制を導入するための法案が、BC州議会に提出されました。
「とうとう来た~!!」という感じでしょうか?
以前から、サマータイム制には批判がありました。第一、ちょうど日が短くなって通勤通学に影響が出てくる頃に、時間が1時間戻ったり、先に行ったりするので、事故の発生率も高く、朝の起床もひと苦労。
それにバンクーバーのように緯度が高い町では、日の出日の入りの時間が夏と冬では極端に違うので、南にあるアメリカの町とではそのインパクトもかなり違います。
加えて、冬は雨が多いバンクーバー。日照時間が少ないせいでうつ病にかかる人も増えると言われていて、冬になるとビタミンDを取るように医療関係者がアドバイスします。
そんなこんなで、1年中夏時間だとバンクーバーにとってはいいことずくめで、もっと早くにやればよかったのにと思った人も多かったはずです。
その証拠に、BC州政府が実施した調査では、22万人が調査に参加して賛成93パーセント!!もうとっととやっちゃって状態です。
ということでようやく決まりそうです。
となると、導入はいつか?となるのですが、まあ即導入という訳にもいかないといった感じです。
今回のBC州の動きは独自のものではなく、アメリカの西海岸州、ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州で同じような動きがあって、ではBC州もそれに合わせましょうということになっているので、アメリカで導入されなければ少しちぐはぐになる感じはあります。
それでも、アメリカは州政府独自では導入できず、連邦政府の承認が必要ということで、ただ今承認待ち状態と言われています。
一方、カナダでは州独自で導入ができるので、即導入も可能。
もしかしたら、来年3月8日午前2時に時計の針を1時間動かしたら最後、もう元に戻らない!!かもしれません。
そうなれば歴史的な瞬間ですから、なにかイベントがあるかもしれませんね。
とにもかくにも、バンクーバーの夏は過ごしやすくて、夜も10時頃まで日が長いことで色々なアクティビティが楽しめます。
それが少しでも冬の期間でもできると、またまたバンクーバーの魅力が増しそうです。
早くそうなることは祈るばかりです!!