アメリカが緊急事態宣言で外国人入国拒否、カナダは?

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Air Canada plane in Vancouver International Airport, British Columbia; Photo by ©Pacific Walkers/ File photo
バンクーバー国際空港に駐機するエアカナダ機。Air Canada plane in Vancouver International Airport, British Columbia; Photo by ©Pacific Walkers/ File photo

2月29日にアメリカ政府が外国人入国についての対応を更新したのにともない、カナダの状況を更新した記事を2月29日に配信しました。

最新情報はこちらを参照にしてください。

2月1日配信

中国湖北省武漢を震源地とする新型コロナウイルスの感染が世界中に広まっています。

カナダでもオンタリオ州トロントで2人、ロンドンで1人、ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバーで1人確認されました。

ただ4人とも症状は軽く、発表によれば自宅での経過観察となっているということです。

街中を歩く人の中にもマスク姿の人は比較的少なく、パニックになっているという様子はありません。

現在のところカナダ国内での感染拡大の可能性は低いとカナダ連邦政府パティ・ハイデュ保健相は発表しています。

アメリカが緊急事態宣言で外国人入国拒否、カナダは追随せず

アメリカは1月31日に国内での感染拡大を防ぐためとして、公衆衛生に関する緊急事態を宣言しました。

報道によると、過去14日以内に中国に滞在歴のある外国人は、アメリカ国内に家族がいるなどの一部の場合を除いて入国が拒否されるとしています。

しかしカナダではハイデュ保健相がアメリカの宣言には追随せず、これまで通りの対応を続けると1月31日に明言しました。

つまり中国を含むすべての外国人旅行者について新型コロナウイルスを理由に入国拒否をすることはないということのようです。

カナダの対応は自己申告

カナダの現在の対応は基本的には自国申告となっています。カナダ公衆衛生局は、オンタリオ州トロント空港、ケベック州モントリオール空港、そしてブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー空港に、カナダ国民を含む海外からの入国者に申告を促すメッセージを表示するなどの対策を22日から取っています。

1つは「武漢を訪れた渡航者でインフルエンザのような症状がある場合はカナダ国境サービス庁(CBSA)の職員に報告するように」とのメッセージを到着ロビーのスクリーンに表示。もう一つは入国の時に申告する電子入国審査機の質問事項に健康状態をたずねる質問を加えています。状態が悪化した場合にはどのような行動を取ったらよいかなどの情報を記載したパンフレットも用意しているということです。

エアカナダは中国北京と上海への直行便の運航を1月31日から2月末まで見合わせることを発表しています。カナダからの武漢への直行便はないということです。

新型コロナウイルス対策、まずは手洗い

保健省は対策としてまずは手洗いをすることをあげています。やれることはインフルエンザの予防策と同じということで、くしゃみの時はティッシュを使うこと、咳をする時は手ではなく腕で口を塞ぐことを心がけるよう呼びかけています。

そして過敏に反応する必要なないと注意を促しています。

注意事項はカナダの在外公館でも示されています。バンクーバー総領事館も新型コロナウイルスに関する情報を提供しています。

BC疾病管理センターによれば、新型コロナウイルスの典型的な症状として、「熱、咳、息切れ」などがあげられているということで、これらの症状があり感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診してくださいということです。

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