平昌オリンピック間近、バンクーバー冬季五輪を思い出す

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Olympic Flames at Jack Poole Plaza in Vancouver on Feb 25, 2010
バンクーバー五輪開催中に明々と灯る聖火。左端には五輪マークも。2010年2月25日、バンクーバー市ジャック・ポール・プラザ

もうすぐ韓国で開催される平昌冬季オリンピックが開幕しますね。冬季五輪と言えば、そうここバンクーバーでも2010年にありました。

ちょうど8年前を思い出すと、聖火リレーがバンクーバーに来て、町に世界中から人々が集まってきて、カウントダウン時計は一桁になって、もう一気にお祭りムードとなりました。

しかし正直言うと、年が明け1月も中旬を過ぎる頃までは、「冬季五輪間近!!」といくらテレビでキャスターが叫んでも、それほどの盛り上がりはなかったのです。「ほんとにオリンピック来るのかなぁ」っていう感じでした。

しかし2週間くらい前になると選手団も続々とバンクーバー入りして、街に各国代表のユニフォームを着た人たちが増えてきて、そのうちにあっという間に「オリンピック来た~!!」という感じになりました。

あ~、懐かしいですね。

 

暖冬オリンピックだったバンクーバー五輪

2010年冬のバンクーバーはとにかく暖かく雪が少なくて大変そうだったことを思い出します。今回の平昌とは正反対ですね。

バンクーバー五輪は元々が冬季五輪開催都市の中でもかなり暖かい開催地という前評判でした。しかし、スキーなどの雪が必要な競技はウィスラーというここから約2時間半の北米最大リゾートスキー場で行われるので、バンクーバーの町ではスケートの室内競技だし、それほど問題ないのではという感じでした。

ところが、モーグルやエアリアル、ハーフパイプなどの競技はバンクーバー近郊のスキー場を使ったのでこれが大変。近くにあるもう一つのスキー場から雪をヘリコプターで運んで間に合わせるという具合でした。観客席も変更を余儀なくされたはずです。

まあなんとか無事に乗り切ったようです。この年は、上村愛子選手が4位に終わったり、浅田真央選手が銀メダルだったりと、なかなか期待の日本人選手が思うようにメダルが取れず、日本は結局「金メダルゼロ」に終わりました。

 

汚名を返上したチームカナダ2010

さて自国開催のカナダはと言えば、汚名返上を成し遂げた記念すべき大会となりました。

カナダでは2010年より前に、1976年に夏季五輪モントリオール大会、1988年冬季カルガリー大会と2回開催国としてオリンピックを迎えましたが、実は、この両自国開催大会で金メダルが一つも取れないという不名誉な記録が残されてしまいした。

そこでカナダオリンピック委員会がとにかく最大メダル数獲得を目指して特別強化プログラムを実行。そして、見事、最初の競技モーグルで男子選手が金メダルを獲得しました。

それからはもうメダルラッシュ。極めつけは最終日男子アイスホッケー決勝カナダvsアメリカ。延長戦の末、キャプテンのシドニー・クロスビー選手が決勝ゴールを決めるという何とも小説より出来過ぎの金メダルで幕を閉じました。この後は閉会式まで、街ではクラクションとハイタッチが途切れることがなく、警察官も一緒になってハイタッチしてました。笑。このゴールは今でも“Golden Goal”と呼ばれています。

そのアイスホッケーに今大会はナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)が参加しません。理由は金銭問題で、NHLには正直幻滅しました。参加したがっている選手はいたようですが。

しかしアイスホッケー競技の面白さは変わりませんね。楽しみです。アイスホッケーと並んでもう一つカナダが世界最強を誇る競技があります。カーリングです。開会式前の2月8日に試合が始まり、最終日まで続きます。

これまでカナダは1998年長野大会で導入されて以来、男女ともメダルを逃した大会はありません。しかも男子は3大会連続金メダル、女子もソチ大会で金でした。さあ今回も男女アベック優勝となるのか?それともそれを阻止するのは日本代表か?団体競技は試合が何度もあるのがいいですね。

カナダは今大会、史上最大規模の選手団を派遣しています。特別強化プログラムも健在です。これから2週間半、楽しい冬となりそうです。