Vancouver bus seats dealing with COVID-19; Photo by ©Pacific Walkers
新型コロナウイルス対策のためバンクーバーのバスの座席に制限 ; Photo by ©Pacific Walkers

新型コロナウイルス対策で重要な役割を担うとされているフィジカルディスタンスが、バスの座席にも導入されることになりました。

メトロバンクーバーの公共交通機関トランスリンクは、バスの座席の一部に着座禁止のシートを提示して乗客にその席には座らないように促す対策を取ることを発表しました。

実施は3月30日からと23日の時点では発表されましたが、29日にはすでに実施されています。

この対策により、座席の使用率を約50パーセントに削減するということです。新型コロナウイルス対策中は、立った状態での乗車も禁止。座席がいっぱいになった時点で利用者には次のバスを利用してもらうことになると発表しています。

連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府が発表した不要不急の外出を控え、自宅待機、もしくは自宅からの勤務の要請により、すでに公共交通機関利用は77パーセントも落ち込んでいるということです。

しかし現在の状況でも移動が必要な市民のために公共交通機関は運行されているため、感染拡大防止策を引き続き実行していくことで利用者の安全を守るとしています。

スカイトレインでは、フィジカルディスタンスを徹底するよう車内放送が流れています。

トランスリンクはバス運転手の安全確保のために、バスの乗降については後方ドアのみを使用すること、バスの利用料金は当面無料とすることを発表しています。

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