カナダでマリファナが合法化されて1週間。街はそれほど大きく変化はしていないが、年齢制限など一定の条件を満たせば、気軽にマリファナを手に入れられるようになったことは事実。
しかしカナダの在外公館では自国民に、例えカナダの法律でマリファナが合法化されたとはいえ、自国では禁止薬物であり、海外でも自国の法律が適用されることがあり、手を出さないよう注意喚起している。
日本もその一つ。
カナダの中でも在留邦人、短期滞在、旅行者など、日本人が多く滞在するバンクーバーを含む、ブリティッシュ・コロンビア州、ユーコン準州を管轄する在バンクーバー日本国総領事館(バンクーバー領事館)は、合法化前の10月4日付で以下の注意事項をウェブサイトに掲載している。
これは今年6月21日にカナダの国会で合法化が成立した時にも発表された注意事項と同じ。バンクーバー領事館に登録している国民にはメールでも注意喚起が送られている。
以下、バンクーバー領事館ウェブサイトより全文掲載:
カナダにおける大麻の合法化について
平成30年10月4日掲載
本年6月21日に成立しました「カナダにおける大麻に関する法律」が10月17日より施行されることに伴いまして、邦人の皆様に対し以下の注意点について改めてお知らせいたします。
1.カナダでは、本年10月17日から、大麻(マリファナ)の所持・使用が合法化されます。
2.一方、日本では大麻取締法において、大麻の所持・譲受(購入を含む)等については違法とされ、処罰の対象となっています。
3.この規定は日本国内のみならず、海外において行われた場合であっても適用されることがあります。
4.在留邦人や日本人旅行客におかれましては、これら日本の法律を遵守の上、日本国外であっても大麻(大麻を含んだ食品・飲料についても同様)に手を出さないように十分注意願います。

カナダ韓国大使館も同様の注意喚起を発表
オタワの韓国大使館でも同様の発表があったと、アメリカのFOXニュースやFortuneが伝えている。在カナダ韓国大使館ツイートはこちら。
日本の英字新聞The Japan Timesでも、同様の記事を掲載している。
South Korea joins Japan in warning citizens over smoking pot in Canada; by the Japan Times
Smoking Marijuana in Canada Is Now Legal—But Not for Citizens of South Korea; by Fortune
South Korea warns citizens they will be punished if they smoke marijuana in Canada; by Fox News
関連サイト: The Pacific Post.jp