カナダ建国の地 : PEI

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Province House, Charlottetown, PEI
1864年9月1日から9日まで「シャーロットタウン会議」が開催されたプロビンスハウス。Photo: ©Tourism PEI / Emily O'Brien

この島には、アンでもなくて、グルメでもなくて、もう一つ顔がある。今年建国150周年を迎えた「カナダ建国の地」としての顔である。

州都シャーロットタウンで、1864年9月1日から9日まで行われたのが、よく知られるプロビンスハウスでの「シャーロットタウン会議」。これこそが、カナダの始まりとなる会議だったのだ。

英国植民地だったノバスコッシア、ニューブランズウィック、PEIが、大西洋岸連盟を形成し、自治領となる話し合いが行われた。ここにカナダ州(のちのケベック州とオンタリオ州)が加わった。

そして会議は大西洋岸連盟形成から、「国家」形成へと変化する。これがやがて、1867年7月1日のカナダ自治領誕生(英領北アメリカ法)へと発展する。この会議にはカナダ初代首相に就任するジョン・マクドナルドも参加している。

そんな経緯から、PEIはカナダ建国の地とも言われている。シャーロットタウンにはそうした歴史の足跡が多く残されている。

ただし、この時点でPEIはカナダに参加していない。一説によるとアメリカ合衆国との関係を強化しようとしていたらしい。PEIが参加するのは1873年。国内8番目と実は結構遅い。歴史とはつくづく面白い。

PEIに訪れたなら、カナダの歴史にも思いをはせてみるのも悪くない。今年は建国150周年。若いカナダならではの歴史的経験となるに違いない。

カナダが誕生した1867年7月1日「カナダデー」についてはこちら

参考資料

プリンス・エドワード島州政府観光局 www.tourismpei.com
プリンス・エドワード・アイランド州政府 www.princeedwardisland.ca
THE Canadian Encyclopedia www.thecanadianencyclopedia.com/en

写真協力: プリンス・エドワード島州政府観光局
All photos: Courtesy of Tourism PEI

Part 1: アンが愛した世界一美しい島:プリンス・エドワード・アイランド
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Part 3: 「世界の8大グルメ観光地」
Part 5: プリンス・エドワード・アイランドについて