マオリ・オール・ブラックスがバンクーバーでカナダ代表と対戦した。マオリ族の血を引く者だけが選ばれるという名誉あるニュージーチーム。漆黒のユニフォームに身を包んだマオリはやっぱり強かった。
カナダ代表は一つのトライをする隙すら与えてもらえなかった。結果は9-51。カナダにとっては課題の多い試合となった。
この試合はもちろん親善試合。来年から始まる2019年ワールドカップ予選に向けて胸を借りると言ったところだった、が…。完璧なまでに打ちのめされた。
それでも、マオリ・オール・ブラックスがバンクーバーを訪れるという貴重な機会に、ファンは大いに楽しんだようだ。この日は29,480人のファンが詰めかけた。これは10月25日に同会場で行われたMLSプレーオフ第1戦ホワイトキャップス対シアトル・サウンダーズFCよりも多い数字。バンクーバーでのラグビー人気は本格的なようだ。
カナダは現在、15人制と7人制を専属選手で構成しているため、15人制で活躍していた選手が7人制へと移行しこともあり、15人制は新制カナダで2019年に挑む。そのためのチーム作りの最中で、この後ヨーロッパ遠征へと出発する。
W杯予選のウルグアイ戦は来年1月27日BCプレースで開催される。
