建国150周年 カナダの誕生日を祝う “Happy Canada Day”

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canada150 flag
カナダ150フラッグ。

“Happy 150th Birthday, Canada!!”

Happy Canada Day!!誰もがそう声を掛け合うカナダの建国記念日、それが「カナダデー」。そして今年は特別な年を迎えた。建国150周年だ。

100周年の時は、「カナダデー」という名前はまだ付けられていなかったのだから、今年はカナダにとって特別な「カナダデー」となった。

全国各地でさまざまなイベントが行われ、“Happy 150th Birthday, Canada!!” そう言って、国民がカナダの誕生を祝って笑顔があふれた。

考えてみれば国としては随分若い。日本で言えば、明治維新1年前。坂本龍馬が暗殺されたその年だ。その頃、カナダは国として産声をあげた。

カナダの誕生は1867年7月1日。英国北アメリカ領だったノバスコッシアとニューブランズウィックにカナダ州を加え、カナダ州がオンタリオ州とケベック州に分裂し、4つの州からなる連邦国家「カナダ」が誕生した。

この日が祝日に制定されたのは1879年5月15日。その時から7月1日は「ドミニオン・デー」と称された。この日を記念日として祝う式典が首都オタワで始まったのは1958年。意外と最近だ。

1967年の100年祭はカナダ独立100年として記念すべき年となった。これ以降、この日は国民にとって愛国心を表現する重要な日となり、1980年以降、祝典は全国に広がった。

「カナダデー」と名称が変更されたのは1982年10月27日。これで名実ともにカナダの建国を記念する祝日となったのだ。

この日は、カナダ国民にとって、愛国心を発揮し、誕生日を祝うというお祭り騒ぎの日というだけではない。7月1日には市民権を取得した人々が宣誓式を行う日でもある。新たに「カナダ国民」となる人々を祝い、そして、カナダが今後どういう国として進んでいくのかを考える。そんな日でもある。

3年前、オタワでのカナダデー式典に参加したデイビッド・ジョンストン総督は、150周年を迎えるにあたり「今日は、我々がどういう国民でありたいかを考える機会として良い日だと思う。思いやりのある国になるのか、国境を越えてよりよい世界を作るために働く国となるのか、世界の模範となるような国であるのか」、将来のカナダを、カナダ国民のあり方を考える日として、この日は相応しいとメッセージを送った。

建国記念日に国民がそんなことを考える国が一体どれくらいあるだろうか?

3年後の今年、世界は大きなうねりの中にある。そのうねりの中でも、カナダがカナダらしく、3年前にジョンストン総督が発したメッセージに近い国へと進んでいるのではないだろうか。これからますますその姿勢が世界から期待されるにちがいない。

若い国だからできることがある。それがカナダの強みでもある。“Happy Canada Day!!”