BCライオンズ、レッドブラックスに快勝! プレーオフへの望みが見えてきた!!

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BC Lions Flag, BC Place, Vancouver; Photo by ©Pacific Walkers
BC Lions 旗。カナディアン・フットボール・リーグ(CFL)BCライオンズ。BC Place, Vancouver; Photo by ©Pacific Walkers

 

BCライオンズはホームBCプレースに東地区首位のオタワ・レッドブラックスを迎えた。ここで負けるとプレーオフ進出への望みが限りなく薄くなるライオンズ。

“MUST WIN!”な状況の中、レッドブラックスに快勝!! なんとかプレーオフへの望みをつないだ。

 

9月7日(BCプレース:17,529)
BCライオンズ 26‐14 オタワ・レッドブラックス

 

この日は、8月25日に前半最終戦をホームで黒星という結果で終え、シーズン前半終了2連戦を2連敗と悪い流れの中で迎えた後半第1戦。そんな流を断ち切るかのように、先制タッチダウンを第1クオーターに決めると、第2クオーターではフィールドゴールを決め、前半を終え10-1とリードした。

第3クオーターに16-11まで追いつかれた第4クオーターには、1タッチダウン、1フィールドゴールでレッドブラックスを突き放し、後半ややヒヤヒヤさせられたが終わってみれば26-14で快勝。なんとか波に乗るきっけかにしたいキラキラする白星となった。

 

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この1勝でクロスオーバーへの望みが見えてきたライオンズ

 

ライオンズはこの日の勝利で4勝6敗とし、勝ち点は8。CFL西地区最下位は変わらないものの、4位ウィニペグ・ブルーバマーズが8日にサスカチュワン・ラフライダーズに負けたため、勝ち点で2ポイント差まで詰めた。

これでプレーオフ進出への望みが首の皮一枚繋がった感じとなった。

現在、西地区はカルガリー・スタンピーダーズが9勝2敗、勝ち点18とぶっちぎりの首位。これを4ポイント差で追いかけているのが、2位ラフライダーズと3位エドモントン・エスキモーズ。勝ち点は14だ。

西地区でプレーオフに進出するなら3位以上のため、ここまでに入らなくてはならない。

しかし、今季もCFLは西高東低。西地区が圧倒的に強い。東地区首位レッドブラックスと2位ハミルトン・タイガーキャッツの勝ち点は12。西の上位3チームよりも低いポイントだ。

さらに、東地区3位モントリオール・アロエッツと4位トロント・アーゴノッツ(昨季のグレイカップ優勝チーム)は勝ち点6。西の最下位ライオンズよりも少ない勝ち点となっている。

こういう場合、CFLでは独特のクロスオーバー制度が適用される。簡単に言うと今年の場合は、西の4位が東の3位としてプレーオフに進出できるということになる。

基本的に現時点では、3位のエスキモーズまで勝ち点差が6もあるため、ライオンズはこのクロスオーバーでのプレーオフ進出を狙うことになる。

もちろん、ライオンズがここから全勝すれば、西地区でプレーオフもあり得るかもしれない。しかし、上位チームがなかなか連敗しないうえ、センターとクオーターバックが負傷したとなれば、少々厳しい。

昨季も9月にルーレイがケガでシーズンを棒に振って、ライオンズは転がるように落ちていった

その時ルーレイは現役を引退するのではと囁かれていたくらいだ。そこから不死鳥のように蘇ったルーレイをこの時期にまたしてもケガが襲ったのは何とも不運としか言いようがない。

この日の勝利で首の皮一枚繋がったプレーオフへの望みを現実のものとするためにも、ここからがライオンズの踏ん張りどころ。まずはアウェイでの今季初勝利が欲しい。

2年連続プレーオフ進出なしという最悪の事態だけは避けるために、他の選手の奮起が期待される。

 

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BCライオンズのホームゲーム

 

今季のホームゲーム残りは4試合。グレイカップ目指して、シーズンもいよいよ佳境に入る。

9月22日(土)7 pm ハミルトン・タイガーキャッツ戦

10月6日(土)4 pm トロント・アーゴノッツ戦

10月19日(金)7 pm エドモントン・エスキモーズ戦

11月3日(土)7 pm カルガリー・スタンピーダーズ戦

 

BCライオンズHP: https://www.bclions.com