ビクトリア行きフェリーで完全禁煙開始

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BC Ferry to Victoria from Vancouver
ビクトリアへ向かうBCフェリー。島の間を縫ってゆっくりと航行していく

BCフェリーは船上での指定喫煙区域やターミナルでの喫煙を今日から全面禁止すると発表した。ターミナルで乗船を待つ間の車内での喫煙も禁止としている。禁止となったのは、タバコ、電子タバコ、マリファナ。

BCフェリー広報担当者は、「全面禁煙という健康的な環境を乗客や従業員に提供できることを嬉しく思っている」と語っている。

BCフェリーが船内を全面禁止にしたのは1990年夏。2016年にはブリティッシュ・コロンビア州で禁煙に関する法律が変更された。それまでは公共の場所での禁煙場所を建物のドアから外に3メートル以内としていたが、6メートル以内に変更になった。そのため、これまではデッキに設けられていた指定喫煙場所での喫煙も見直すことになったとも語っている。

それでも罰金は科さないという。喫煙を見つけた場合は、従業員が注意して喫煙しないよう促すとのこと。乗客には協力してもらえることを期待しているとも語っている。

 

バンクーバー-ビクトリアを航行するBCフェリー

BCフェリーは、バンクーバーと州都ビクトリアのあるバンクーバー島やその周辺の島々を結ぶ定期フェリー。定期航路は多く、バンクーバー(トワッサン)とビクトリア(スワルツベイ)、ウエストバンクーバー(ホーシューベイ)とナナイモ(デパーチャーベイ)が最も多く利用されている。

特にバンクーバーから州都ビクトリアへ向かう航路は、風光明媚な景色が広がり、ビクトリアへの観光客も多く利用する。

そのため愛煙家の旅行者には厳しい措置となるが、片道は約1時間30分。美しいBC州の島々の景色を眺めながら過ごせば、あっという間に過ぎるに違いない。

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記事提供:The Pacific Post