Air Canada plane in Vancouver International Airport, British Columbia; Photo by ©Pacific Walkers/ File photo
バンクーバー国際空港に駐機するエアカナダ機。Air Canada plane in Vancouver International Airport, British Columbia; Photo by ©Pacific Walkers/ File photo

 

国内大手航空会社のエアカナダ社とウエストジェット社が27日、預け入れ荷物の料金を引き上げると発表した。

2社とも、1個目はこれまでの25ドルから30ドルに、2個目は30ドルから50ドルに引き上げる。

今回の唐突のような引き上げ発表は、アメリカの航空会社ジェットブルー社が同様の料金引き上げを発表したことに続いたもの。

両者とも今回の引き上げは、航空券料金の激化が続き、全体的な運営費用が上がる中、こうした料金引き上げはそれを相殺するために必要な措置と理由を説明した。

 

アカナダ、ウエストジェットとも最低料金設定が対象

両社とも、預け入れ荷物の料金が引き上げられるのは、最も安い料金設定のクラスが対象。

エアカナダは、10月5日以降の出発便から、カナダ国内線、アメリカ線、カリブ海・メキシコ線が対象となる。

エコノミー・フレックス、エコノミー・コンフォート料金クラスは、これまで通り、預け入れ荷物1個目は無料。

アルティテュード・プレスティージ、エリート、スーパーエリート会員、スターアライアンス・シルバー、ゴールド会員、エアカナダ・バケーション・ツアー利用者も今回の引き上げ対象外となっている。

ウエストジェットは10月1日以降の出発便から、国内線、アメリカ線、国際線が対象となる。

ただし、ウエストジェット・プラス、ゴールド、シルバー会員、RBCワールド・エリート・マスターカードで予約した利用者は対象外となっている。

 

アカナダ国際線、日本を含むアジア路線は対象外に

料金が引き上げられるというニュースは、旅行者には何かと気になるが、今回のカナダ2社の預け入れ荷物料金引き上げについては、日本を含むアジア路線は対象外。

カナダから日本へは、成田、羽田、中部国際、関西国際の4空港と5路線を結ぶエアカナダだが、今回の措置は対象外。日本・カナダ間のエアカナダの預け入れ荷物は、1個23キロ、158センチメートル以内で2個まで無料。

ウエストジェットは日本へは乗り入れていない。