Selling marijuana at the vender; 4.20Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018; Photo by ©Pacific Walkers
マリファナはこんな風に売買。4.20Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018; Photo by ©Pacific Walkers

マリファナ愛好者にとっては特別な4.20

4.20。つまり4月20日は、マリファナ愛好家にとって特別な日なんだそうです。

始まりは1995年。マリファナの合法化を目指す人々の抗議運動から始まったそうです。なので、この日、サンセットビーチに集まってスパスパとマリファナを吸うのは、抗議行動の一環。

ということで、この日に限っては、警察が警備する中、スパスパとマリファナを街中で堂々と吸えるという訳です。

バンクーバーだけではもちろんありませんよ。首都オタワでは、国会議事堂前の広場で「抗議行動」をしていました。なんとも優雅というか…、カナダらしいというか…。

4月20日午後4時20分に、みんなで一斉に「うぉ~」とか言って声を上げて、スパスパとマリファナを吸うんです。ちょっと異様な光景です。

カナダがマリファナ(大麻)を合法化した後はどうなる?

さて、その抗議行動ですが、来年はおそらくちょっと様相が変わるはずです。

というのも、早ければ今年の夏の終わりには、マリファナのレクリエーション使用が基本的に合法化されます。現在自由党が必至でやってます。

詳細は、まだ詰めなくてはいけないようですが、基本的にマリファナ所持と使用が法律で許されることになるそうです。

となると、この「抗議行動」もなくなるのでは…と思うかもしれませんが、主催者によるとどうやら続くようです。

理由は、マリファナで不当に逮捕された人々、差別的に逮捕された人々のために戦うとか…。

CBCでのコメンテーターの発言によると、同じマリファナ使用による逮捕でも、人種によって逮捕率がかなり違うということがありました。う~ん、なかなか根深い。

来年以降、4・20がどうなるのか、カナダのマリファナ事情がどうなるのか、そしてバンクーバーへの影響は?

これからも注目するところですね。言っておきますが、マリファナはカナダでも違法です。今のところ。そして、カナダ以外ではもっと厳しく違法です。

カナダが緩いからと言って、うっかり国外に持ち出してしまうと、大変なことになりますよ。くれぐれもご注意を。

Happy 4.20 Day?!

関連サイト: the Pacific Post.jp

A view from Burrard Bridge; 420Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018
バラードブリッジから見たサンセットビーチ。すごい数のテントはほとんどマリファナの露店。
420Day at Sunset beach, Vancouver, April 20, 2018